セットアップの概要
HPE ProLiant DL380 Gen9サーバー用
開始する前に
- 安全、環境、および規定に関する情報については、『サーバー、ストレージ、電源、ネットワーク、およびラック製品の安全と準拠に関する情報』を参照してください。
- サーバーのユーザーガイドで説明される設置場所の詳細要件に従って、要件を満たす設置場所を選定してください。
- サーバーの梱包箱を開梱して、サーバーの取り付けに必要な装置とドキュメントが同梱されていることを確認してください。
- オペレーティングシステムのサポートの確認 - ProLiantサーバーでサポートされるオペレーティングシステムについて詳しくは、オペレーティングシステムサポートマトリックス(英語)を参照してください。
プリインストールについて詳しくは、『HPE ProLiant DL380 Gen9サーバーユーザーガイド』を参照してください。
コンポーネントの説明
フロントパネルのコンポーネント
- SFF(2.5型)モデル(8ドライブ)
番号
説明
1
ベイ1(オプションのドライブまたはユニバーサルメディアベイ)
2
ベイ2(オプションのドライブ)
3
固定ドライブベイ
4
フロントUSB 3.0コネクター
5
シリアルラベルプルタブ
- SFF(2.5型)モデル(24ドライブ)
番号
説明
1
ベイ1
2
ベイ2
3
ベイ3、固定ドライブベイ
4
フロントUSB 3.0コネクター
5
シリアルラベルプルタブ
- LFF(3.5型)モデル(12ドライブ)
番号
説明
1-12
ドライブベイ
- LFF(3.5型)モデル(4ドライブ)
番号
説明
1-4
ドライブベイ
- フロントパネルのLEDとボタン
- SFF(2.5型)フロントパネルのLEDとボタン
番号
説明
ステータス
1
電源ボタンおよびシステム電源LED*
緑色で点灯 = システムに電源が入っています。
緑色で点滅(毎秒1回) = 電源投入シーケンスを実行中です。
オレンジ色で点灯 = システムはスタンバイ状態です。
消灯 = 電源が供給されていません。*
2
ヘルスLED*
緑色で点灯 = 正常
緑色で点滅(毎秒1回) = iLOが再起動中です。
オレンジ色で点滅 = システムの機能が劣化しています。
赤色で点滅(毎秒1回) = システムはクリティカルな状態です。†
3
NICステータスLED*
緑色で点灯 = ネットワークにリンクされています。
緑色で点滅(毎秒1回) = ネットワークが動作しています。
消灯 = ネットワークが動作していません。
4
UIDボタン/LED*
青色で点灯 = 動作しています。
青色で点滅:
- 毎秒1回 = リモート管理またはファームウェアアップグレードを実行中です。
- 毎秒4回 = iLOの手動再起動シーケンスが開始されました。
- 毎秒8回 = iLOの手動再起動シーケンスを実行中です。
- 消灯 = 動作していません。
*この表で説明されている4つすべてのLEDが同時に点滅する場合は、電源障害が発生しています。詳しくは、『HPE ProLiant DL380 Gen9サーバーユーザーガイド』の電源障害の定義を参照してください。
**電源が供給されていない、電源コードが接続されていない、電源装置が搭載されていない、電源装置が故障している、または電源ボタンケーブルが外れています。
†ヘルスLEDが劣化状態またはクリティカル状態を示している場合は、システムIMLを確認するか、またはiLOを使用してシステムヘルスステータスを確認してください。
- LFF(3.5型)LEDおよびボタン
番号
説明
ステータス
1
ヘルスLED*
緑色で点灯 = 正常
緑色で点滅(毎秒1回) = iLOが再起動中です。
オレンジ色で点滅 = システムの機能が劣化しています。
赤色で点滅(毎秒1回) = システムはクリティカルな状態です。**
2
電源ボタンおよびシステム電源LED*
緑色で点灯 = システムに電源が入っています。
緑色で点滅(毎秒1回) = 電源投入シーケンスを実行中です。
オレンジ色で点灯 = システムはスタンバイ状態です。
消灯 = 電源が供給されていません。†
3
NICステータスLED*
緑色で点灯 = ネットワークにリンクされています。
緑色で点滅(毎秒1回) = ネットワークが動作しています。
消灯 = ネットワークが動作していません。
4
UIDボタン/LED*
青色で点灯 = 動作しています。
青色で点滅:
- 毎秒1回 = リモート管理またはファームウェアアップグレードを実行中です。
- 毎秒4回 = iLOの手動再起動シーケンスが開始されました。
- 毎秒8回 = iLOの手動再起動シーケンスを実行中です。
- 消灯 = 動作していません。
*この表で説明されている4つすべてのLEDが同時に点滅する場合は、電源障害が発生しています。詳しくは、『HPE ProLiant DL380 Gen9サーバーユーザーガイド』の電源障害の定義を参照してください。
**ヘルスLEDが劣化状態またはクリティカル状態を示している場合は、システムIMLを確認するか、またはiLOを使用してシステムヘルスステータスを確認してください。
†電源が供給されていない、電源コードが接続されていない、電源装置が搭載されていない、電源装置が故障している、または電源ボタンケーブルが外れています。
リアパネルのコンポーネント
番号 |
説明 |
1 |
PCIeスロット1~3(上部から下部) |
2 |
オプションのPCIeスロット4~6(上部から下部)* |
3 |
オプションのシリアルポート |
4 |
電源装置1(PS1) |
5 |
電源装置2(PS2) |
6 |
ビデオコネクター |
7 |
1 Gb RJ-45コネクター4 |
8 |
1 Gb RJ-45コネクター3 |
9 |
1 Gb RJ-45コネクター2 |
10 |
1 Gb RJ-45コネクター1 |
11 |
iLOコネクター |
12 |
USB 3.0コネクター |
13 |
FlexibleLOMオプション |
* 2番目のプロセッサーが必要です。
リアパネルのLEDとボタン
番号 |
説明 |
ステータス |
---|---|---|
1 |
UID LED |
消灯 = 動作していません。 青色で点灯 = 動作しています。 青色で点滅 = システムはリモートで管理されています。 |
2 |
NICリンクLED |
消灯 = ネットワークにリンクされていません。 緑色 = ネットワークにリンクされています。 |
3 |
NIC動作LED |
消灯 = ネットワークが動作していません。 緑色で点灯 = ネットワークにリンクされています。 緑色で点滅 = ネットワークが動作しています。 |
4 |
電源装置2 LED |
消灯 = システムの電源が切れているか、電源装置に障害が発生しています。 緑色で点灯 = 正常 |
5 |
電源装置1 LED |
消灯 = システムの電源が切れているか、電源装置に障害が発生しています。 緑色で点灯 = 正常 |
ハードウェアオプションを取り付ける
ハードウェアオプションを取り付けてから、サーバーを初期設定してください。オプションの取り付けについては、オプションに付属のドキュメントを参照してください。サーバー固有の情報について詳しくは、サーバーのユーザーガイドを参照してください。
サーバーをラックに取り付ける
サーバーを設置する前に、以下の警告と注意をよく読んでください。
警告:感電や装置の損傷を防ぐため、以下の点に注意してください。
|
警告:表面が熱くなっているため、やけどをしないように、ドライブやシステムの内部部品が十分に冷めてから手を触れてください。 |
注意:アクセスパネルを開けたまま、または取り外したまま長時間サーバーを動作させないでください。この状態でサーバーを動作させると、通気が正しく行われず、冷却機構が正常に動作しなくなるため、高温によって装置が損傷する可能性があります。 |
サーバーとケーブルマネジメントアームをラックに取り付けます。詳しくは、2Uクイックデプロイレールシステムに同梱のインストール手順を参照してください。
ケーブルと電源コードを接続する
- iLOマネジメントケーブルを接続します。
- ネットワークケーブルを接続します。
- 電源コードを電源装置に接続します。
警告:感電や装置の損傷を防ぐため、以下の点に注意してください。
- 電源コードのアース付きプラグを無効にしないでください。アース付きプラグは安全上重要な機能です。
- 電源コードは、いつでも簡単に手の届くところにあるアース付きコンセントに接続してください。
- 装置の電源を切る場合は、電源コードを電源装置から抜き取ってください。
- 電源コードは、踏みつけられたり、上や横に物が置かれて圧迫されることがないように配線してください。プラグ、電源コンセント、サーバーと電源コードの接続部には、特に注意してください。
システムのケーブル接続について詳しくは、『HPE ProLiant DL380 Gen9ユーザーガイド』を参照してください。
電源を投入してブートオプションを選択する
- Ethernetケーブルを接続します。
- 電源ボタンを押します。
- 最初の起動中に、次の手順を実行します。
- サーバーの構成ROMのデフォルト設定を変更するには、起動シーケンスの途中でメッセージが表示されたら、F9キーを押してHPE UEFIシステムユーティリティにアクセスします。デフォルトでは、UEFIシステムユーティリティは英語で起動します。
- サーバーの構成を変更する必要がなく、システムソフトウェアをインストールする準備ができている場合は、F10キーを押してIntelligent Provisioningにアクセスします。
注:HPE Smartアレイコントローラーがシステムに追加または内蔵されている場合は、コントローラーは取り付けられているドライブのサイズと台数に応じてデフォルトのRAID構成になります。コントローラーのデフォルト設定の変更について詳しくは、Hewlett Packard Enterprise Webサイトのドキュメントを参照してください。
自動構成について詳しくは、Hewlett Packard Enterprise Webサイトの『HPE ProLiant Gen9サーバー用UEFIシステムユーティリティユーザーガイド』を参照してください。
システムソフトウェアをインストールする
ProLiantサーバーには、プロビジョニングメディアは同梱されていません。システムソフトウェアおよびファームウェアを管理し、インストールするために必要なものは、すべてサーバーにプリロードされています。
サーバーを正しく動作させるには、サポートされているオペレーティングシステムをインストールする必要があります。サポートされていないオペレーティングシステムを実行しようとすると、重大で予期しない結果になる可能性があります。オペレーティングシステムサポートの最新情報については、Hewlett Packard EnterpriseのWebサイト(英語)を参照してください。
ProLiant Gen9サーバーのUEFI要件に従わないと、オペレーティングシステムのインストールエラー、ブートメディアの認識失敗、他のブート障害が発生する可能性があります。これらの要件について詳しくは、『HPE UEFI要件』(Hewlett Packard EnterpriseのWebサイト)を参照してください。
サーバーにオペレーティングシステムをインストールするには、次のいずれかの方法を使用してください。
- Intelligent Provisioning—単一サーバーの展開、更新、プロビジョニングを行うための機能です。
(ローカルまたはリモートで)Intelligent Provisioningを使用してサーバーにオペレーティングシステムをインストールするには、以下の手順に従ってください。
- サーバーのネットワークコネクターとネットワークジャックをEthernetケーブルで接続します。
- 電源ボタンを押します。
- サーバーのPOST実行中に、F10を押します。
- Intelligent Provisioningの初期の[環境設定]部分を完了します。
- [ホーム]画面で、[構成とインストール]をクリックします。
- インストールを終了するには、画面のメッセージに従ってください。ファームウェアおよびシステムソフトウェアを更新するには、インターネット接続が必要です。
- Insight Controlサーバープロビジョニング—マルチサーバーリモートOS展開では、Insight Controlサーバープロビジョニングを自動化ソリューションとして使用します。詳しくは、Hewlett Packard EnterpriseのWebサイトにあるInsight Controlのドキュメントを参照してください。
追加のシステムソフトウェアおよびファームウェアアップデートについては、Hewlett Packard EnterpriseのWebサイトからService Pack for ProLiant(SPP)をダウンロードしてください。インストールされているソフトウェアまたはコンポーネントで古いバージョンが必要な場合を除き、サーバーを最初に使用する前に、ソフトウェアとファームウェアを更新しておく必要があります。
サーバーの登録
より迅速なサービスとより効果的なサポートを受けるには、Hewlett Packard Enterprise製品登録Webサイトで製品を登録してください。
追加情報
詳しくは、Hewlett Packard Enterprise Information LibraryにあるHPE ProLiant DL380 Gen9のドキュメントを参照してください。
安全、環境、および規定に関する情報については、『サーバー、ストレージ、電源、ネットワーク、およびラック製品の安全と準拠に関する情報』(Hewlett Packard EnterpriseのWebサイト)を参照してください。
部品番号:778980-193
2018年6月
第3版