Remote Supportについて

サーバーおよびエンクロージャー上でハードウェア障害が発生した場合に自動的にケースを作成し、プロアクティブケアを有効にするために、Hewlett Packard Enterpriseに登録します。いったん有効にすると、将来追加されるすべての対象デバイスについてのリモートサポートが自動的に有効になります。

Remote Supportの有効化

HPE OneView Remote Supportが提供するすべての機能を有効化することをお勧めします。これにより、Hewlett Packard Enterpriseとの契約に基づいて、すばやく正確な「自動通報」サービスを受けることができます。Hewlett Packard Enterpriseは、リモートのサポートとサービスを受けるために、お客様のHPE ITハードウェアの診断、構成、テレメトリに関する情報を安全に収集します。収集した情報はプライバシーを尊重して扱われ、管理されます。詳しくは、http://privacy.hpe.comに記載されたHewlett Packard Enterpriseのプライバシーに関する声明を参照してください。

Remote Supportを有効にすると、お客様のデバイスはリモートサポートを受けるように構成され、サポートまたはサービスイベント、IT構成情報、診断情報、およびテレメトリ情報が、サポート連絡先情報とともにHewlett Packard Enterpriseに安全に送信されます。その他のビジネス情報は収集されません。またデータはHewlett Packard Enterpriseのプライバシーに関する声明に従って管理されます。

連絡への同意

「はい、HPEまたはHPE正規販売店がIT環境の最適化についてお客様に連絡することに同意します」というチェックボックスをオンにすることで、Hewlett Packard EnterpriseまたはHPE正規販売店は収集した構成情報にアクセスしたり、追加のハードウェアおよびソフトウェア製品を購入してIT環境を最適化するようにお勧めする連絡をしたりできることに同意したことになります。これらのプロバイダーは、ご使用のHPE ITハードウェアがある場所とは異なる国に拠点を置いている可能性があります。HPEの販売店は、HPEから受け取った秘密情報を守る義務があり、Hewlett Packard Enterpriseに代わって助言や推奨を提供する目的以外に使用することはできません。

同意を取り消すには、「はい、HPEまたはHPE正規販売店がIT環境の最適化についてお客様に連絡することに同意します」というボックスのチェックを外します。

注記:

HPE OneView Remote Supportのセットアップ中に、担当のHPE正規販売店またはサポートプロバイダーを指定するオプションが表示されます。

HPE正規販売店とお客様が使用しているデバイスを保守しているサポートプロバイダー以外が、IT環境最適化に関するアドバイス、ソリューションの販売や配信の目的で、お客様の構成情報を受け取って、お客様に個別に連絡することはありません。

Remote Support対象の製品については、HPE OneViewサポートマトリックスを参照してください。

注記:
  • リモートサポートを有効にするには、iLO 2.1ファームウェアレベル以上のサーバーとする必要があります。

  • HPE OneViewがFIPS-120モードの場合、リモートサポートは引き続き動作できます。VeriSign Class 3 Public Primary Certification Authority - G5証明書に対する、HPE OneViewで表示される非互換の警告は無視しても問題ありません。リモートサポートのバックエンドサービスは、HPE OneViewにバンドルされているVerisign/Symantec証明書チェーンを使用してTLS接続を検証します。2018年11月以降、リモートサポートのバックエンドサービスはFIPS-120準拠のDigiCertルートおよび中間証明書に移行します。DigiCertルートおよび中間証明書は、HPE OneView 4.1にバンドルされています。

Hewlett Packard Enterpriseは、お客様と連絡を取り合い、保証またはサポート契約対象のデバイスを対象に、交換用部品の出荷やエンジニアの派遣を行います。

Remote Supportは、収集される構成データに基づく推奨事項を含む、プロアクティブスキャンレポート、ファームウェア/ソフトウェア分析レポートなど、プロアクティブケアサービスを有効にします。

Remote Supportは安全です。ビジネスデータの収集は行いません。収集されるのは、デバイス固有の構成および障害データだけです。通信はすべて外向けです。また、業界標準のTLS暗号化を使用して情報の機密性と整合性を確保します。収集した情報はプライバシーを尊重して扱われ、管理されます。