ダイレクト接続ファイバーチャネルネットワーク
フラットSANソリューションとも呼ばれるダイレクト接続ファイバーチャネルソリューションでは、エンクロージャーのインターコネクトからファイバーチャネルSANスイッチに接続する必要がありません。つまり、エンクロージャーのインターコネクトを3PARストレージシステムに直接接続できます。
ダイレクト接続ファイバーチャネルネットワークに接続しているサーバーは、そのネットワーク用に定義されたアップリンクポートに接続されているすべてのデバイスにアクセスできます。インターコネクトからストレージシステムへの複数の接続がある場合、各サーバーは、3PARストレージシステムへの接続数と同じ数の、ストレージLUN(論理ユニット番号)へのパスにアクセスできます。
ダイレクト接続ファイバーチャネルネットワークの場合、エンクロージャーのインターコネクトはサーバーログインをアップリンクポートに分散しません。サーバーのログイン分散は、ダイレクト接続ファイバーチャネルネットワークには適用されません。
自動化されたストレージプロビジョニングを使用しない場合は、サーバープロファイルを移動するときにブート接続を手動でアップデートする必要があります。サーバープロファイルを別のエンクロージャーに移動し、ダイレクト接続ストレージシステムからブートするようにプロファイルを構成する場合は、プロファイルのブート接続を手動でアップデートし、エンクロージャーに直接接続されたストレージシステムで使用するWWPN(World Wide Port Name)を指定する必要があります。
各エンクロージャーはダイレクト接続ストレージシステムの異なるポートに接続するため、そのストレージシステムのWWPNはエンクロージャーごとに異なります。ストレージシステムの正しいWWPNおよびLUNを指定しないと、サーバーはブートターゲットから正常に起動しません。