論理インターコネクトとのファームウェアの関連付けについて

論理エンクロージャー内のすべてのコンポーネントは、同じバージョンのファームウェアバージョンを実行するか、相互に互換性のあるファームウェアバージョンを実行する必要があります。1つのHPE Service Pack for ProLiant(SPP)を選択し、エンクロージャー内のすべてのコンポーネントに適用して、ファームウェアの互換性がないことによるダウンタイムの危険性を最小限に抑えることができます。論理インターコネクトにSPPを適用し、関連するすべてのメンバーインターコネクトを同じファームウェアベースラインにすることもできます。この操作では、デフォルトで、異なるファームウェアバージョンを実行しているメンバーインターコネクトのファームウェアだけをアップデートし、同じファームウェアバージョンを実行しているインターコネクトは無視します。

論理インターコネクトに関連付けられたファームウェアバージョンは、エンクロージャーが追加されてファームウェアベースライン用のSPPが選択されたときに自動的に更新されます。iLOファームウェアも更新されます。サーバープロファイルが新しいエンクロージャー内にまだ定義または適用されていない限り、ネットワークの中断は発生しません。

論理インターコネクトに関連付けられたファームウェアバージョンは、エンクロージャーが追加されてファームウェアベースライン用のSPPが選択されたときに自動的に更新されます。新しいエンクロージャーでサーバープロファイルが定義されたり適用されていない限り、ネットワークやトラフィックの中断は発生しません。

ただし、エンクロージャーの追加中に手動で管理が選択された場合、インターコネクト用のベースラインは未設定になります。以降のファームウェアアップデートがエンクロージャーのみに適用された場合、ベースラインはHPE OneViewで未設定のままです。論理インターコネクトファームウェアのアップデートにベースラインを設定できるのは、エンクロージャー画面を使用してエンクロージャーを追加した場合か、ファームウェアを論理エンクロージャー画面からアップデートしてエンクロージャー+論理インターコネクト+サーバープロファイルを選択した場合のいずれかです。論理インターコネクトのベースラインが設定されていない場合、エンクロージャーのファームウェアを手動で管理する必要があります。