sFlow設定について
Sampled Flow(sFlow)は、スイッチやルーターを含むデータネットワーク内のトラフィックを監視するためのテクノロジーです。sFlow監視機能は、指定されたコレクターのリストにsFlowトラフィックを送信するようにイーサーネットネットワークを構成する場合に役立ちます。sFlowは、Virtual Connect ManagerとHPE Synergyモデルの両方でイーサーネットインターコネクトモジュール(ICM)にのみ構成できます。
sFlowシステムは、イーサーネットインターコネクトモジュールに組み込まれたsFlowエージェントおよびリモートのsFlowコレクターから構成されます。sFlowエージェントは、インターフェイスカウンター情報とパケット情報を収集し、サンプリングされた情報をsFlowパケットにカプセル化します。sFlowパケットバッファーがいっぱいになるか、(1秒に固定された)エージングタイマーが時間切れになると、sFlowエージェントはsFlowパケットをUDPデータグラムにカプセル化します。その後、UDPデータグラムは、指定されたsFlowコレクターに送信されます。sFlowコレクターは情報を分析し、結果を表示します。1つのsFlowコレクターで複数のsFlowエージェントを監視できます。
フローサンプリング - パケット情報を取得します。
カウンターポーリング - インターフェイスカウンター情報を取得します。
イングレス - 着信パケットが実際に送信元のネットワークから送信されたものであることを保証します。
イーグレス - あるネットワークから別のネットワークへの情報の送信パケットを監視し、制限します。
アップリンクセットの一部であるイーサーネットネットワークを構成する。
sFlowエージェントのIPアドレスを構成する。
コレクターを追加し、パケットおよびヘッダーのサイズを割り当てる。
ポートを追加し、インターコネクトモジュールのポートのサンプリングおよびポーリング機能を有効にする。
HPE Synergy用HPE Virtual Connect SE 40Gb F8モジュール
sFlowの制限事項
sFlowエージェントとインターコネクト管理インターフェイスのIPv4アドレスは、同じサブネットに属することはできません。
論理インターコネクトごとにサンプリングまたはポーリングできるポートの最大数は196です。
CPU使用率が所定のしきい値を超えると、VCのsFlow監視は一時停止します。CPU使用率がしきい値下限を下回ると、sFlow監視が再開します。
論理インターコネクトごとに最大3つのsFlowコレクターがサポートされます。