電力供給デバイスについて

電力供給デバイスは、ITハードウェアに電力を供給します。データセンターの通常の電力トポロジには、給電線、ブレーカーパネル、分岐回路、配電ユニット(PDU)などの電力供給デバイスや、負荷セグメント、コンセントバー、およびこれらのデバイスのアウトレットコンポーネントが含まれます。電力供給デバイスをアプライアンスに追加すると、温度制限、定格電流、ディレーティング電流を使用して電力を管理できます。

電力供給デバイス画面には、次のクラスのデバイスの説明が表示されます。

  • インテリジェントパワーディストリビューションユニット(iPDU)。アプライアンスで自動的に検出および制御できます。

  • アプライアンスで検出できないその他の電力供給デバイス。これらのデバイスは、手動でアプライアンスに追加することで、追跡、インベントリ、および電力管理に使用できるようになります。

電力供給デバイスをアプライアンスに追加する方法に関係なく、アプライアンスは同じタイプの分析(容量、冗長性、および構成)を自動的に生成します。iPDUの場合、アプライアンスは、統計データを収集してエラーを報告します。

アプライアンスとの接続および同期

アプライアンスは、iPDUの接続ステータスを監視します。アプライアンスがiPDUとの接続を失った場合は、接続がリストアされるまでアラートが表示されます。アプライアンスは接続の問題を解決してアラートを自動的に消去しようとしますが、それができなかった場合は、ユーザーが問題を解決し、手動でiPDUを更新してアプライアンスと同期させる必要があります。

また、アプライアンスは、iPDUを監視して、ハードウェアや電力接続に対する変更を同期させます。ただし、アプライアンスの制御の外で(たとえばiLOから)デバイスに加えられた一部の変更は、デバイスとアプライアンス間で同期されない場合があります。アプライアンスとの同期が失われたデバイスは、手動による更新が必要になる場合があります。

注記:

iLOを使用してデバイスを変更することはお勧めしません。デバイスのiLOからデバイスを変更すると、デバイスとアプライアンス間で同期されない場合があります。

アプライアンスとiPDUとの接続は、電力供給デバイス画面から手動で更新できます。詳細は、iPDUとアプライアンス間の接続の問題を解決を参照してください。