サーバープロファイルへのSANボリュームの接続について

ボリュームは、ボリューム接続からサーバープロファイルに関連付けられます。ボリュームをサーバープロファイルに接続すると、そのサーバープロファイルに割り当てられているサーバーハードウェアに、ストレージシステム上のストレージスペースへのアクセス権が付与されます。

サーバープロファイルを作成または編集すると、既存のボリュームを接続したり、接続する新しいボリュームを動的に作成したりできます。
注記:

ストレージシステムは、サーバープロファイルがサーバーに割り当てられるまで、ボリュームにアクセスできません。

新しく作成したボリュームには、プロファイルから削除されたり、プロファイルが削除されたりしても存在するように、恒久的としてマークすることができます。恒久的としてマークしない場合、サーバープロファイルを削除すると恒久的でないボリュームは削除されます。

サーバープロファイルによって、SANボリュームアタッチメントを作成して、編集することができます。たとえば、サーバーからSANストレージまでのストレージパスを有効および無効にすることができます。

注記:

サーバープロファイルに関連付けられているサーバープロファイルテンプレートを変更すると、アプライアンスが、関連付けられているサーバープロファイルテンプレートボリュームに既存のSANストレージボリュームをマッピングしようとします。共有ボリュームは、一致するURIに基づいてマッピングされます。明示的なLUN値で構成されているプライベートボリュームが一般にマッピングされますが、AUTO LUNで構成されているプライベートボリュームは、サーバープロファイルテンプレートの同じボリュームアタッチメントへの手動のマッピングが必要です。

ストレージターゲット

サーバープロファイル内で、ボリュームアタッチメントのストレージターゲットポートを自動的に割り当てたり、使用可能なポートを手動で割り当てたりすることができます。自動的に割り当てられるターゲットポートは、同じポートグループに属します。手動で割り当てるターゲットポートは、同じポートグループにも、異なるグループにも所属できます。ポートグループは、HPE OneViewにストレージシステムを追加するときに作成されます。

既存のHPE 3PARボリューム
注記:

これは、ファイバーチャネル(直接接続、ファブリック接続、およびFCoE)にのみ適用されます。

3PAR StoreServストレージシステムでは、ホスト表示VLUNは特定のホストのみでボリュームの表示を許可し、一致セットVLUNは特定のポート上の特定のホストのみでボリュームの表示を許可します。

既存の3PARボリュームをプロファイルに追加するときに、HPE OneViewのhost sees構成を再利用するには、3PARアレイ上に構成されているとおりに、正確なLUN値を入力する必要があります。

HPE OneViewでは、手動LUNオプションを使用して、ボリュームの追加ダイアログで正確なLUN値を追加します。ボリューム用にエンドツーエンド接続を再利用するには、手動で次のように指定します。

  • LUN値(3PARストレージシステム上のLUNに一致する)

  • ターゲットポート

また、3PARボリュームをhost seesとして接続(エクスポート)するには、そのボリュームへのすべてのストレージパスを一緒に有効または無効にする必要があります。一部のパスが無効になっているときに、一部のパスを有効にすることはできません。詳しくは、HPE Storage Information Library http://www.hpe.com/info/storage/docsからHPE 3PAR StoreServ Storageコンセプトガイドをダウンロードしてください。

HPE StoreVirtualボリューム(iSCSIのみ)

StoreVirtualストレージシステムには、2つのボリュームタイプがあります。
  • ターゲットあたり1つのLUN(SLPT)

    SLPTボリュームではサーバープロファイルにLUN 0が割り当てられており、アタッチメントパスのターゲットはストレージシステム上の明示的なボリュームを指定します。

  • ターゲットあたり複数のLUN(MLPT)

    それぞれのMLPTボリュームでは、サーバープロファイルに一意のLUN値が割り当てられています。

HPE Nimble

現在、HPE NimbleはMLPTのみをサポートしています。