サーバープロファイルの移行について

既存のサーバープロファイルは、ハードウェアをアップグレードまたは環境に追加する際に、新しいハードウェアに割り当てることができます。たとえば、サーバーハードウェアをアップグレードするとサーバーハードウェアタイプを変更でき、結果として、割り当てられたサーバープロファイルは新しいハードウェアの構成と一致しなくなる可能性があります。このような場合は、既存のサーバープロファイルを編集してサーバーハードウェアタイプを更新できるため、複雑になることがあるサーバープロファイルを最初から再作成する必要はありません。

既存のサーバープロファイルを編集し、サーバーハードウェアタイプとエンクロージャーのグループを変更する機能により、次のようなタスクを実行できます。

  • メザニンカードをサーバーに追加、またはサーバーから削除します。

  • 1つのエンクロージャーから、異なる構成を持つ別のエンクロージャーにサーバーハードウェアを移動します。

  • サーバープロファイルを別のアダプター、異なる世代のハードウェア、および異なるハードウェアモデルを持つサーバーに移動します。

  • 別のサーバーやエンクロージャーの構成にワークロードを移動します。

注記:

iSCSIをサポートしているサーバーハードウェアタイプとエンクロージャーグループから、iSCSIをサポートしていないものにサーバープロファイルを移動する場合、既存のiSCSI接続を削除し、イーサーネット接続を追加して、それらと置き換える必要があります。サーバープロファイルでSANストレージを構成している場合は、SANストレージアタッチメント内のストレージパスに新しい接続も追加する必要があります。

既存のサーバープロファイルで、サーバーハードウェアタイプまたはエンクロージャーグループの設定の隣の変更リンクをクリックして、これらの値を変更します。

サーバーハードウェアタイプまたはエンクロージャーグループを変更すると、サーバープロファイル内のその他の設定が影響を受けることがあります。以下の属性のほとんどについては、選択されたサーバーハードウェアのタイプやエンクロージャーグループが既存の設定をサポートしている限り、設定は変更されないままです。選択されたサーバーハードウェアのタイプまたはエンクロージャーグループをサポートしない設定は削除されます。例外を以下に示します。

アフィニティ

サポートされている場合は変更されないままです。サポートされていない場合は削除されます(新しい構成がラック型サーバーである場合)。

ファームウェア

サポートされている場合は変更されないままです。サポートされていない場合は削除されます。

接続

サポートされている場合はほとんどの設定が変更されないままですが、ポートは自動に設定されます。サポートされていない設定は削除されます。

ローカルストレージ

サポートされている場合は変更されないままです。サポートされていない場合は削除されます。

SANストレージ

サポートされている場合、設定は変更されないままです。サポートされていない場合はストレージパスが削除されるか、すべてのSAN構成が削除されます(新しい構成がラック型サーバーである場合)。

ブート設定

設定は常に新しい構成をサポートするように調整されます。

BIOS

サポートされている場合は変更されないままです。プロファイルが別のサーバーモデルに移行される場合は削除されます。

iLO

新しいハードウェアがiLOの設定をサポートしている場合は変更されないままです。