ネットワークの作成または編集画面の詳細

画面のコンポーネント

説明

名前

ネットワークの一意の名前。ネットワークの命名規則に関する独自のベストプラクティスがある場合は、それに従います。

注記:

複数のタグ付きネットワークを同時に作成している場合(複数のネットワークを一括で作成している場合)、この名前、アンダースコア(_)、VLAN IDが自動的に追加されます。たとえば、Dev_101のようになります。

データタイプ:

最大255の英数字、スペース、および特殊文字(先頭のスペースなし)

例:
  • esx mgmt
  • vm601
  • SAN A
  • SAN_B
  • Dev_101
タイプ

(作成のみ)

作成するネットワークのタイプを指定します。

イーサーネット

イーサーネットネットワークでは、データトラフィックが伝送されます。

ファイバーチャネル

ファイバーチャネルネットワークでは、ストレージトラフィックが伝送されます。

FCoE

FCoEネットワークは、専用のイーサーネットVLANを使用してストレージトラフィックを伝送します。

VLAN

(イーサーネットネットワークのみ)

(作成のみ)

作成するイーサーネットネットワークのタイプ:

タグ付き

タグ付きイーサーネットネットワークには、単一のアップリンクセット上の複数のネットワークが含まれています。これを使用すると、これらのネットワーク間でアップリンクを共有できます。

タグ付きネットワークの編集中は、VLAN IDが表示されます。

タグ無し

タグ無しイーサーネットネットワークは、VLANタグなしのトラフィックを渡すのに使用する専用のアップリンクポートセットを持つ単一のネットワークです。

トンネル

トンネルネットワークは、専用のアップリンクポートセットを持つ単一のネットワークで、VLANタグを変更しないでVLANグループを通過させるために使用します。

注記:

これらのネットワークは、内部ネットワークまたはアップリンクセット内で使用できます。

VLAN ID

(タグ付きイーサーネットネットワークまたはFCoEネットワークのみ)

(作成のみ)

ネットワークに割り当てられている仮想LAN識別番号で、単一の値として入力されます。

タグ付きイーサーネットネットワークでは、値や範囲を組み合わせて入力して、ネットワークを一括で追加できます(例:113, 114, 200-300)。

複数のタグ付きネットワークを作成する場合は、名前にVLAN IDが付加されます。たとえば、名前DevVLAN ID100–102と入力した場合、Dev_100Dev_101Dev_102というネットワークが作成されます。

注記:

iSCSIブートにトンネルネットワークを使用する場合、VLAN IDの設定はiSCSI機能を使用してサポートされますが、イーサーネット機能を使用する場合は、HPE OneView 3.0以上ではVLAN IDを設定できません。したがって、イーサーネット機能にトンネルネットワークを使用する場合、ネットワークがタグ無しか、またはトップオブラック(ToR)スイッチにあるデフォルトのVLAN IDを使用する必要があります。

VLAN IDが割り当てられているかどうか不明な場合は、ネットワーク管理者に問い合わせてください。

注記:

一括でFCoEネットワークを追加することはできません。

データタイプ:

1以上、4,094以下の整数

サブネットIDとの関連付け

(イーサーネットネットワークのみ)

タグ付きとタグなしの両方のイーサーネットネットワークについて、現在どのVLANにも関連付けられていないすべてのサブネットが一覧表示されます。選択したVLAN IDが別のネットワークですでに使用されていて、関連付けられたサブネットがある場合、構成済みサブネットのみが表示されます。

有効なVLAN IDが指定されない場合や、ネットワークの一括作成時には、サブネットIDを割り当てることができません。サブネットが関連付けられたネットワークを編集するときに、関連付けられたサブネットが変更された場合、現在のサブネットで使用中のIPアドレスがあると検証が失敗します。

目的

(イーサーネットネットワークのみ)

ネットワークの目的を分類するのに役立つ、ネットワークに関連付ける説明( 全般管理VM移行iSCSI、およびフォールトトレランス)です。

この説明によって、ネットワークの動作は影響を受けません。

ファブリックタイプ

(ファイバーチャネルネットワークのみ)

(作成のみ)

ネットワークが外部ストレージシステムを接続するときに使用するファイバーチャネル接続の種類。

ファブリック接続

SANスイッチから外部ストレージに接続。

直接接続

3PARストレージシステムに直接接続。

ファイバーチャネル接続について詳しくは、ファイバーチャネルネットワークについてを参照してください。

SANとの関連付け

(ファブリック接続およびFCoE)

このネットワークに関連付ける管理対象のSAN。選択すると、自動ゾーニングとエンドツーエンドの接続の検証が行われます。自動ゾーニングにより、このネットワーク上のサーバープロファイルがストレージに接続されます。

ゾーニングについて詳しくは、SANゾーニングについてを参照してください。

ネットワークを編集し、関連付けるSANを変更する場合は、変更を確認する必要があります。

優先帯域幅

サーバープロファイル内のポートに優先帯域幅が構成されている場合、このネットワークの優先帯域幅(Gb/秒)。サーバープロファイル内のこの設定を上書きすることができます。

最大帯域幅より大きい値は指定できません。

ファイバーチャネルネットワークの場合、この値は適用されません。デフォルトの接続速度は、自動になります。

データタイプ:

0.1 Gb/秒から20 Gb/秒の間の数。小数点は必要ありません。

デフォルト値

2.5

同じセッションで複数のネットワークセットを作成する場合、デフォルト値は最後に作成したネットワークセットに使用される値に設定されます。たとえば、優先帯域幅に5の値を指定した場合、このセッションのデフォルト値は5になります。

例:
  • 3.5
  • 5
最大帯域幅

サーバープロファイル内のポートに選択済みネットワークが構成されている場合、選択済みネットワークへの接続の最大帯域幅(Gb/秒)。最大帯域幅は、ネットワークがサーバープロファイルに関連付けられている場合に、要求された帯域幅割り当て設定の上限を定義します。

この値は、優先帯域幅より小さくすることはできません。単一の物理ポートの最大帯域幅は、10Gbアダプターで10Gb、20Gbアダプターで20Gbを超えることはできません。

ファイバーチャネルネットワークの場合、最大帯域幅は適用されません。

データタイプ:

0.1 Gb/秒から20 Gb/秒の間の数。小数点は必要ありません。

同じセッションで複数のネットワークを作成する場合、デフォルト値は最後に作成したネットワークに使用された値です。たとえば、最大帯域幅に9.5の値を設定する場合、このセッションのデフォルト値は9.5です。

例:
  • 8.5
  • 9
Smartリンク

(イーサーネットネットワークのみ)

Smartリンクにより、オペレーティングシステムは障害を検出し、トラフィックを代替パスに移動させます。

プライベートネットワーク

(イーサーネットネットワークのみ)

このオプションは、指定したネットワークのトラフィックフローを制限することにより、追加のネットワークセキュリティを提供します。選択すると、ネットワークに接続されているすべてのサーバーポートが論理インターコネクト内で相互に通信できなくなります。すべてのサーバーパケットは、論理インターコネクトを介してアップリンクポートに送信されます。

ログイン再分散

(ファイバーチャネル、ファブリック接続ネットワークのみ)

ダウンしていたアップリンクが使用可能になった場合など、ファイバーチャネルリンク上でログインが均等に分散していない場合に、ログインバランシングに使用します。

自動

リンク安定時間が終了すると、ログイン再分散が自動的に開始されます。

手動

ログイン再分散は手動で開始する必要があります。

注記:

自動ログイン再分散をサポートするのは、HPE Synergy用HPE Virtual Connect SE 40Gb F8モジュールHPE Synergy用HPE Virtual Connect SE 100Gb F32モジュールアップリンクのみです。これらのモジュールの場合、ファイバーチャネルネットワークを手動として構成することは許可されますが、自動として扱われます。

HPE Virtual Connect FCモジュールでは、自動手動両方のログイン再分散がサポートされています。

リンク安定性間隔

(ファイバーチャネル、ファブリック接続ネットワークのみ)

この機能は、ログイン再分散化自動に設定されている場合に有効になります。

オフラインになっていたリンクに再接続する(ログイン再分散)までのモジュールの待ち時間(秒単位)。この間隔があることにより、不安定なリンク(繰り返しオンラインになったりオフラインになったりする)に再接続する場合に接続の損失を防ぐことができます。

データタイプ:

1~1800の数

HPE Virtual Connect FCモジュールは、5~1,800秒の範囲をサポートします。

デフォルト値

30