データセンターの温度の監視について
データセンターリソースでは、データセンターのラックをビジュアル化したものが提供され、色分けのシステムを使用してラックの最高温度が表示されます。この機能を有効にするには、まずデータセンターリソースを使用してラックの物理的な位置とラック内のコンポーネントの位置を指定する必要があります。
温度をビジュアル化したものを使用して、データセンターの過冷却の領域を識別できます。最高温度が低い領域の通気管を閉じて、冷却が不十分な領域への通気量を増やすことができます。データセンター全体が過冷却になっている場合は、温度を上げて冷却コストを節約できます。
温度の収集およびビジュアル化の詳細
ビジュアル化では、色分けのシステムを使用してラックの最高温度を表示します。ラックには、(周辺温度履歴のレポートをサポートしているデバイスのうち)ラック内で最も高い最高温度を記録したデバイスの(直近の24時間で)最も高い最高温度に基づいて色が付きます。
温度は、各デバイスから収集された温度の利用状況データを使用して判定されます。
バックグラウンドのデータ収集は1日に1回以上行われるため、報告されるラックの最高温度は過去48時間以内のものになります。
48時間以内に最高温度が観測されていないラックは、色で冷却状態が示されません(グレー)。