ポートモニタリング

ポートモニタリングを使用すると、あるスイッチ、すなわちネットワークアナライザーに接続されているスイッチのあるポートから別のポートに流れるトラフィックをミラーリングすることで、監視対象ポートを通過するトラフィックを分析できます。ネットワークアナライザーポートは、ミラーリングされたトラフィックの宛先です。ネットワークアナライザーポート(ミラーリングされるアップリンクポートまたはダウンリンクポート)は、1つのエンクロージャー内のダウンリンクサーバーポート用です。論理インターコネクトごとに1つのミラーリングされるポートがあります。

ポートモニタリングは、物理ポートのみでサポートされ、ダウンリンクポートにのみ適用されます。ポートモニタリングを論理インターコネクト上で構成できるのは、構成済み状態のインターコネクトモジュールだけです。ミラーリングされるポートは、監視対象ポートまたはミラー元ポートと呼ばれます。パケットがコピーされるポートは、アナライザーポートまたはミラー先ポートと呼ばれます。論理インターコネクトの物理インターコネクトモジュールには、すべてのポートモニタリング構成が含まれています。ポートモニタリングを構成するには、宛先ポート以外に1つ以上の送信元ポートを指定します。宛先ポートは、ミラーリングされるポート(MTP)とも呼ばれます。

MTPは、監視対象送信元ポートで構成されているとおりに、イングレストラフィックまたはイーグレストラフィックのコピーを受信します。監視対象ポートは、イングレストラフィックまたはイーグレストラフィックをミラーリングします。送信元ポートからのイーサーネットトラフィックの方向を監視するには、次のいずれかのオプションを選択します。
  • サーバーへ:イングレストラフィックのみを監視します。
  • サーバーから:イーグレストラフィックのみを監視します。
  • 両方:イングレストラフィックとイーグレストラフィックの両方を監視します。

サーバー上のネットワークインターフェイスへの物理的なアクセスが制限されている場合、ポートモニタリングを使用すると、サーバーポートからのトラフィックをミラーリングできます。

詳細情報