サーバープロファイルのBIOS設定

BIOS設定はサーバープロファイルから管理します。BIOSの管理オプションを有効にすると、すべてのデフォルト設定と、明示的に指定したオーバーライドが適用されます。サーバーハードウェアの電源を切断した場合にのみ、BIOSの設定を編集できます。

BIOS設定の管理を選択すると、次のタスクを実行できます。

  • すべての設定を表示する。
  • 変更した設定のみを表示する。
  • デフォルト値とは異なる設定のみを表示する。

表示されるBIOS設定は、サポートされているサーバーのハードウェアに依存します。

注記:

ターゲットサーバーのハードウェア構成とシステムROMのバージョンによっては、一部のBIOS設定を使用できない場合があります。ハードウェア固有の設定の詳細については、Enterprise Information Library(http://www.hpe.com/info/UEFI/docs)にあるHPE ProLiant Gen9およびGen10サーバーとHPE Synergy用のUEFIシステムユーティリティユーザーガイドを参照してください。

  • デフォルトでは、BIOS設定はサーバープロファイルで管理されません。ただし、BIOSの管理を選択すると、これらのオプションをサポートしているサーバーハードウェア上で管理できるようになります。

  • デフォルトの設定のままで、BIOSの管理チェックボックスをオンにしない場合、サーバープロファイルにBIOS設定は含まれません。この場合、これらの設定の管理はサーバーコンソールインターフェイスで行います。
  • BIOSの管理チェックボックスをオンにすると、すべてのBIOS設定にアプライアンスのデフォルト値が設定されます。その後、プロファイルに関連付けられているサーバーハードウェアタイプに基づいて、サーバープロファイルからこれらのデフォルト設定を編集または上書きできます。

    プロファイルを作成して適用すると、サーバーハードウェアにサーバープロファイル内の設定が適用されます。

    BIOSの管理を選択しない場合、サーバープロファイルが削除された場合、またはサーバープロファイルがサーバーハードウェアから削除された場合でも、サーバープロファイルによってサーバーハードウェアに適用された設定はクリアされません。

注記: プロファイルを作成または編集するとき、ターゲットサーバーハードウェアのこれらの設定をアプライアンスで管理できない場合(ターゲットサーバーハードウェアが古いハードウェアモデルである場合など)は、BIOSの管理チェックボックスが無効になります。サポートされるサーバーの完全なリストについては、HPE OneViewサポートマトリックスを参照してください。

HPE OneViewには、サーバーハードウェアタイプに対応したデフォルトのBIOS設定のセットがあります。BIOS設定の完全なセットを、カテゴリ別に表示するには、設定の編集をクリックします。設定をクリックすると、ヘルプテキストが表示され、その設定に必要な値を選択できます。デフォルト設定への変更は、BIOS設定パネルに表示されます。

サーバーのコンソールなど、別の方法で設定を変更する場合、その設定はサーバープロファイルで指定した設定によって上書きされます。サーバーハードウェアでサポートされているが、設定の編集画面に表示されないBIOS設定は上書きされません。

HPE ProLiant Gen9以降のサーバーでは、実際の構成と予想される構成の両方の値が表示されます。実際の設定は、サーバーが使用している現在の値です。予想される設定は、サーバープロファイルで定義されている現在の値です。

注記:
  • 設定を変更したプロファイルをGen9以降のサーバーに適用すると、プロファイル画面に予想される値と実際の値が表示されますが、これらの値は、次回のサーバーのブートとPOST(電源投入時セルフテスト)が完了するまで一致しません。

  • アプライアンスのSPP(Service Pack for ProLiant)のバージョンが2016.06以上の場合は、ローカルストレージ設定のアップデートがIntelligent ProvisioningではなくSPPブート環境で行われます。
  • Gen9以降のサーバーのBIOS設定は、iLO RISまたはRedfishインターフェイスを通じてアップデートされます。
  • Gen9以降のサーバーでは、サーバーの電源がオンになっていてもBIOS設定を編集できます。この変更は、次のPOST(Power On Self-Test)の後でのみ有効になります。