ファブリック接続ファイバーチャネルネットワーク
通常、SANインフラストラクチャでは、NPIV(N-Port ID Virtualization)テクノロジーを実装するいくつかのSANスイッチを含むファイバーチャネルスイッチソリューションを使用します。NPIVは、NポートとFポートを使用してファイバーチャネルSANファブリックを構築します。NPIVを使用すると、1つのF_Portを介して複数のN_Portからスイッチに接続できるため、サーバーで1つの物理ポートを他のサーバーと共有できますが、アクセスできるのはSAN上の関連付けられたストレージのみです。
ファブリック接続ファイバーチャネルネットワークを構成するときは、エンクロージャーのインターコネクトからストレージSANへのアップリンク用に選択するポートが、NPIV(N_Port ID Virtualization)をサポートしている必要があります。
ログイン再分散
ログイン再分散は、ダウンしていたアップリンクが使用可能になった場合など、ファイバーチャネルリンク上でログインが均等に分散していない場合に、ログインバランシングに使用します。
自動
リンク安定時間が終了すると、ログイン再分散が自動的に開始されます。
手動
ログイン再分散は手動で開始する必要があります。
自動ログイン再分散をサポートするのは、HPE Synergy用HPE Virtual Connect SE 40Gb F8モジュールとHPE Synergy用HPE Virtual Connect SE 100Gb F32モジュールアップリンクのみです。これらのモジュールの場合、ファイバーチャネルネットワークを手動
として構成することは許可されますが、自動
として扱われます。
HPE Virtual Connect FCモジュールでは、自動
と手動
両方のログイン再分散がサポートされています。
リンク安定性間隔
リンク安定性間隔は、ログイン再分散が自動
に設定されている場合に有効になります。リンク安定性間隔は、ログイン再分散が行われるまでの時間間隔(秒単位)です(ログイン再分散が自動
に設定されている場合)。
HPE Virtual Connect FCモジュールのデフォルト値は30秒、サポートされる範囲は5~1,800秒です。
オフラインになっていたリンクに再接続する(ログイン再分散)までのモジュールの待ち時間(秒単位)。この間隔があることにより、不安定なリンク(繰り返しオンラインになったりオフラインになったりする)に再接続する場合に接続の損失を防ぐことができます。
- データタイプ:
1~1800の数