イーサーネットスイッチモード

データセンターでは、イーサーネットネットワークのスイッチレイテンシ要件は、次の2つのイーサーネットスイッチモードのいずれかを使用して達成されます。これらのイーサーネットスイッチモードは、レイヤー2でデータパケットを転送します。

  • ストアアンドフォワードスイッチモード

  • カットスルースイッチモード

ストアアンドフォワードスイッチモード

ストアアンドフォワードは、デフォルトのスイッチモードであり、ほとんどのアプリケーションで使用されています。ストアアンドフォワードスイッチモードで動作しているスイッチは、各フレームを受信するまで待機し、各フレームのCyclic Redundancy Check(CRC)エラーをチェックしてから、そのフレームを転送します。ストアアンドフォワードスイッチモードのスイッチ速度は、カットスルースイッチモードのスイッチ速度よりも遅くなります。

カットスルースイッチモード

カットスルーは、デフォルトで無効になっています。カットスルースイッチモードは通常、レイテンシの影響を受けやすいアプリケーションで使用されます。カットスルースイッチモードで動作しているスイッチは、スイッチがパケットヘッダーの宛先詳細を読み取るとすぐにフレームの転送を開始します。

カットスルースイッチモードが有効な場合、各パケットは動的に分析され、適格でないパケットはストアアンドフォワードスイッチ方式を使用して送信されます。有効の場合、Pause Flood保護が無効になります。

カットスルースイッチモードはHPE Synergy用HPE Virtual Connect SE 100Gb F32モジュールインターコネクトに使用できます。