アプライアンスとの接続および同期

Synergy管理アプライアンスは、すべての監視機能および管理機能のためにサーバーハードウェアのIntegrated Lights Out(iLO)と通信します。Synergy管理アプライアンスがiLOとの接続を失った場合は、接続がリストアされるまでアラートが表示されます。Synergy管理アプライアンスは接続の問題を解決してアラートを自動的に消去しようとしますが、それができなかった場合は、ユーザーが問題を解決し、手動でサーバーハードウェアを更新してSynergy管理アプライアンスと同期させる必要があります。

アプライアンスは、ハードウェアや構成設定の変更を常に同期するため、サーバーハードウェアを監視します。ただし、アプライアンスの制御の外で(たとえば、iLOから)デバイスに加えられた一部の変更は、デバイスとアプライアンス間で同期されない場合があります。アプライアンスとの同期が失われたデバイスは、手動による更新が必要になる場合があります。

アプライアンスとサーバーハードウェア間の管理構成やステータスは、サーバーハードウェア画面から手動で更新できます。

HPE iLOは、MCTP(管理コンポーネントトランスポートプロトコル)を使用して、デバイスと対話し、システムを監視します。

MCTP検出は、デフォルトで有効です。iLO 5 GUIまたはREST APIを使用すると、問題のトラブルシューティングのために、サーバー全体または個々のスロットのMCTPオプションを一時的に無効にできます。HPE OneViewによって管理されているサーバーまたはアダプタースロットでMCTP検出を無効にすると、HPE OneViewはネットワークやホストバスアダプターなどのサーバーデバイスと対話できません。

HPE OneView経由で、接続を回復し、デバイスを更新するには、iLO5 GUIまたはREST APIのいずれかを使用してMCTPオプションを再度有効にする必要があります。