SNMPv1、v2、およびSNMPv3の設定
- SNMPv1, v2
SNMPトラップ宛先とSNMPアクセスを有効または無効にします。
- SNMPv3
SNMPv3トラップ宛先を有効または無効にします。また、SNMPマネージャーがインターコネクト上でネットワークステータス情報を監視できます。
- システムコンタクト
SNMPが有効なときに、ネットワーク管理者やインフラストラクチャ管理者などに問い合わせを行う担当者。
長さは4文字以上である必要があります(設定されている場合)。
- 読み取りコミュニティ文字列
- SNMPv1, v2が有効な場合、SNMP読み取りアクセスを制御する、認証用の共有のコミュニティ名。
管理者は、デフォルト以外の値を使用するように文字列を変更する必要があります。
- データタイプ:
Virtual Connect Ethernetモジュールの場合、最大長は39です。
Virtual Connectファイバーチャネルモジュールの場合、最大長は24です。
- SNMPv3ユーザー
- 名前
各SNMPv3ユーザー名はセキュリティレベルに関連付けられます。
- セキュリティレベル
論理インターコネクトのSNMPv3セキュリティレベルの設定:
- なし
セキュリティレベルが設定されていません。
- 認証
認証プロトコルとパスワードが必要です。
- 認証とプライバシー
認証プロトコルとパスワード、およびプライバシープロトコルとパスワードが必要です。
- 認証プロトコル
利用可能な認証プロトコルは、アプライアンスの暗号化モード設定によって異なります。
- プライバシープロトコル
利用可能なプライバシープロトコルは、アプライアンスの暗号化モード設定によって異なります。
- DES
- データ暗号化のData Encryption Standard(DES)法。注記:
DESはセキュアモードでは許可されません。
- 3DES
データの暗号化のTriple Data Encryption Standard(3DES)法は、DES暗号化アルゴリズムを各データブロックに3回適用します。
- AES-128
128ビットの鍵サイズを使用するデータ暗号化のAdvanced Encryption Standard(AES)法。
- AES-192
192ビットの鍵サイズを使用するAESデータ暗号化。
- AES-256
256ビットの鍵サイズを使用するAESデータ暗号化。
- トラップ宛先
- 宛先
トラップが転送されるSNMPマネージャーのIPアドレスまたはホスト名。Virtual ConnectファイバーチャネルインターコネクトのIPアドレスを使用します。ホスト名は適用されません。
IPv4およびIPv6アドレスの両方がサポートされます。
- ポート
SNMPトラップを受信する宛先で構成されている、1 ~ 65535のポート番号。
デフォルト:
162
- トラップ形式
トラップの形式:SNMPv1、SNMPv2、またはSNMPv3
SNMPv1またはSNMPv2トラップとして宛先を設定する場合は、コミュニティ文字列のみを構成する必要があります。
SNMPv3トラップとして宛先を設定する場合は、SNMPv3通知タイプおよびユーザー名も設定する必要があります。
Virtual Connectファイバーチャネルインターコネクトには、SNMPv1を使用します。
- 通知タイプ(SNMPv3)
- トラップ
未確認のSNMP通知。
- 通知
確認可能なSNMP通知。
- エンジンID
リモートユーザーのエンジンID。エンジンIDは、プレフィックス「0x」と偶数桁(最大64)の16進数で構成されます。指定しない場合、ユーザー名はローカルのSNMPv3ユーザーと見なされます。通知の通知タイプでは、このプロパティを指定する必要があります。
- ユーザー名(SNMPv3)
トラップおよび通知のSNMPv3ユーザー名。
- 深刻度
トラップの重要度。
注記:深刻度の設定はVirtual Connectファイバーチャネルインターコネクトには適用されません。Virtual Connectファイバーチャネルモジュールは、深刻度では設定がNoneに設定されます。
- クリティカル
SNMPマネージャーはインストールされているコンポーネントを管理できません。
- メジャー
1つまたは複数のコンポーネントサブシステムが正しく動作していません。重大な機能の中断が発生しています。
- マイナー
1つまたは複数のコンポーネントサブシステムが正しく動作していません。軽度の機能の中断が発生しています。
- 警告
コンポーネントには潜在的な問題が存在します。
- 正常
コンポーネントは完全に機能しています。
- 情報
完全に機能しているコンポーネントの動作情報。
- 不明
SNMPマネージャーは、まだコンポーネントとの通信を確立していません。
- VCMトラップ
VCM(Virtual Connect Manager)のトラップのカテゴリ:レガシー
- VC-Enetトラップ
Virtual Connectイーサーネットトラップのカテゴリ:
- ポートステータス
リンクがアップ状態またはダウン状態から変化した場合。
- ポートしきい値
スループット利用状況がしきい値を超えています。
- その他
認証の失敗。
- VC-FCトラップ
Virtual Connectファイバーチャネルのトラップのカテゴリ:
- ポートステータス
リンクがアップ状態またはダウン状態から変化した場合。
- その他
認証の失敗。
SNMPのトラップ宛先の追加メニューでファイバーチャネルカテゴリが選択されていない場合、Virtual ConnectファイバーチャネルモジュールでSNMPトラップの構成は行われません。
- SNMPアクセス
SNMPアクセスにより、SNMP情報を問い合わせるときにインターコネクトから応答を受け取ることができるアドレスを構成できます。
1つ以上のIPアドレスまたはサブネットアドレスがSNMPアクセスに指定されている場合、インターコネクトからの応答を受信できるのはそれらのアドレスだけです。SNMPアクセスに対してアドレスが構成されていない場合、任意のIPアドレスでSNMPを使用してインターコネクトからの応答を受信できます。
SNMPアクセスは、Virtual Connectファイバーチャネルインターコネクトでは利用できません。
- IPまたはサブネット
SNMPアクセスのIPアドレスは、CIDR(Classless Inter-domain Routing)形式で指定します。最大16個のSNMPアクセスのアドレスを定義することができます。
IPv4およびIPv6アドレスがサポートされます。