ベストプラクティス構成の取得

データセンターの設定後、サーバープロファイルを作成することにより、数百台のサーバーを1台のサーバーと同じくらい簡単にプロビジョニングすることができます。サーバープロファイルは、サーバーインスタンスの構成です。サーバープロファイルおよびサーバープロファイルテンプレートは、サーバー構成全体を1つの場所に集めたものです。これにより、新しいサーバープロファイルを複製したり、サーバープロファイルを変更してデータセンターに変更を反映したりできます。

サーバープロファイルには、以下の情報が含まれます。

  • 基本的なサーバー識別情報

  • イーサーネットネットワーク、ネットワークセット、ファイバーチャネル、およびFCoEネットワークの接続設定

  • ファームウェアバージョン

  • ローカルストレージ設定

  • SANストレージ設定

  • ブート設定

  • BIOS設定

  • iLO設定

サーバープロファイルを作成するとき、プロファイルを適用するサーバーハードウェアを指定できます。サーバーハードウェアがまだ取り付けられていない場合、サーバーハードウェアを未割り当てのままにします。サーバープロファイルテンプレートにはベストプラクティスの構成をキャプチャーします。その後、個々のサーバープロファイルを作成します。サーバープロファイルにより、エンクロージャー内のサーバーハードウェアタイプのプロビジョニングベースラインを作成することができます。サーバーハードウェアタイプは、サーバープロファイルで選択できるブートオプションを指定します。

UEFIについて詳しくは、Unified Extensible Firmware Interface Forumで「UEFI FAQs」を参照してください。

アプライアンスを通じてBIOS設定を管理するために、すべての設定、変更したものだけ、またはデフォルト値と異なるものだけ、のいずれかの表示オプションを選択できます。表示されるBIOS設定は、サポートされているサーバーのハードウェアに依存します。

サーバープロファイルのセクションをサーバーハードウェアに適用する処理は、逐次プロセスです。画面には、現在適用中のセクションに続いて、正常に適用されたセクションが表示されます。エラーが発生し、サーバープロファイルを再適用する必要がある場合は、未構成のセクションと未適用のセクションだけが再適用されます。例えば、ファームウェアのアップデートは正常に完了したが、その後のBIOSの適用操作に失敗した場合、プロファイルの再適用時にファームウェアは適用されません。これにより、時間のかかる不要なアップデートを防ぐことができます。

ベストプラクティス:一度に1つのエンクロージャーでサーバープロファイル管理タスクを実行します。

パフォーマンスを最適にするには、1つのエンクロージャーでサーバーハードウェアのサーバープロファイルを作成、削除、編集、コピー、または移動した後に、別のエンクロージャーでサーバープロファイルを管理します。