ハードウェアのセットアップ時またはエンクロージャーの追加時のラックの作成

エンクロージャーをアプライアンスに追加すると、HPE OneViewによって自動的にラックが作成され、そのラックに上から順にエンクロージャーが配置されます。アプライアンスは、管理リンクケーブルで接続されたエンクロージャーをすべてラックに配置します。エンクロージャーをインテリジェントシリーズラックに配置した場合、エンクロージャーのスロットが自動的に検出されます。他のラックの場合、ラック内のエンクロージャーのレイアウトを正確に示すには、エンクロージャーが適切なスロットに配置されるようにラックを編集します。

アプライアンスは、Location Discovery Serviceを使用してHPE ProLiantサーバーのラックの高さとラックモデルを自動的に検出します。また、c7000エンクロージャーのラック内またはラック間でデバイスが再配置された場合、アプライアンスにより、デバイスの物理的な場所もアップデートされます。

注記:

c7000エンクロージャーでは、インテリジェントシリーズラックを検出した場合、アプライアンスはインテリジェントラックのLocation Discovery Serviceを使用して自動的にラックの高さを設定します。インテリジェントシリーズ以外のラックの場合、またはラックが空の場合、デフォルトのラックの高さは42Uになります。

重要:
  • HPE BladeSystemエンクロージャーは、前段階で完了した検出プロセスにおいて、HPE BladeSystem Onboard Administratorで構成されている名前に基づいて、アプライアンス内にエンクロージングラックを自動的に作成します。ラック内にエンクロージャーと他のデバイスが混在している場合は、ラックマウント型システムおよびその他のデバイスをラックに追加してください。

  • インテリジェントシリーズラック内にマウントされたHPE ProLiantサーバーは、ラック内の正しい位置に自動的にグループ化されます。ラックのシリアル番号が初期ラック名になります。

  • c7000エンクロージャーがインテリジェントシリーズラックにマウントされているが、HPE Location Discovery Service(LDS)をサポートしていない場合は、管理リンクケーブルを使用してリンクされていても、LDSをサポートするエンクロージャーと同じラックに自動的に配置されることはありません。ラック内にLDSをサポートするエンクロージャーを正しく配置するには、次の手順を実行します。
    1. LDSをサポートするエンクロージャーに関連付けられているラック以外のラックをすべて削除します。

    2. LDSをサポートしていないエンクロージャーを追加して、ラックのレイアウトを編集します。

    3. レイアウトを保存します。

  • 同じ物理ラック内に、管理リンクケーブルで接続されていない複数のエンクロージャーをマウントした場合、アプライアンスでは、これらのエンクロージャーを別々のラックにあるものとして表示します。ラックの配置を修正するには、1つを残してすべてのラックを削除し、残ったラックのレイアウトを編集して、その他のエンクロージャーを追加します。

ラック管理

管理するラックをアプライアンスに追加したら、以下を行うことができます。
  • ラックをデータセンターに追加してデータセンターのレイアウトをビジュアル化し、デバイスの電力や冷却のデータを監視する。

  • 冗長化した無停電電源装置をラック内のデバイスに提供する電力供給トポロジを構成する。

iPDU

ラック内のデバイスに電力を供給するためにHPEインテリジェントPDU(iPDU)が使用されている場合、アプライアンスは、iPDUがラック内にあると推測し、自動的にラックレイアウトに追加します。アプライアンスは、この配置が推測であることを示す通知を表示します。

この通知をクリアし、適切な位置にiPDUを表示するには、次の手順を実行します。
  • iPDUの実際の位置を示すようにラックレイアウトを編集します。

  • ラックレイアウトを保存します。

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