プリロード済みUSBドライブを使用したアプライアンスの再イメージ

重要: フレームを工場出荷時設定にリセットするべきですか?

Synergyコンポーザーを再イメージした後でHPE Synergyコンポーザーの設定をバックアップファイルからリストアするとき、管理していたエンクロージャー用の管理構成がそのバックアップファイルに含まれている場合、管理対象フレームを工場出荷時設定にリセットしてはなりません。

それ以外の場合は、コンポーザーによって管理されるフレームコンポーネントを工場出荷時設定にリセットする必要があります。

すべてのフレームのコンポーネントをリセットする必要がある場合は、コンポーザーの再イメージをしているときに、フレームリンクモジュールを工場出荷時設定にリセットしないように確認してください。コンポーザーの再イメージ後は、フレームリンクモジュールをリセットする必要があります。

前提条件
この手順を使用して、現在の構成に追加するか、不具合のあるコンポーザーを置き換える必要があるHPE Synergyコンポーザーのイメージの再構築を行います。コンポーザーのイメージの再構築を行うことにより、コンポーザーのファームウェアバージョンが、構成内の他のすべてのコンポーザーと確実に同じになります。
注意:

この操作により、イメージが再構築されたHPE Synergyコンポーザー上のデータが破壊されます。

手順
  1. フレーム内に2つのHPE Synergyコンポーザーアプライアンスが存在する場合は、イメージを再構築するコンポーザーを識別します。
  2. コンポーザーが高可用性クラスターを形成する場合は、ピアアプライアンス(イメージを再構築しないもの)をスタンバイに移動し、スタンバイアプライアンスを物理的に削除します。
    注記:

    高可用性エラーのリカバリが再イメージに影響しないようにするため、いずれかのクラスターアプライアンスを取り外します。

  3. 再イメージするHPE SynergyコンポーザーのUSBポートに、プリロード済みUSBフラッシュドライブを挿入します。
    1 USBポート
  4. Hewlett Packard Enterpriseでは、再イメージおよび再起動の動作を監視するために、HPE Synergyコンソールを使用することをお勧めします。
    1. モニターケーブルをモニターポートに接続して、USBケーブルを、次のいずれかのUSBポートに接続します。
      • フレームの前面にあるフロントパネルモジュール。

      • フレームの背面にあるHPE Synergyフレームリンクモジュール

      • HPE Synergy 4ポートフレームリンクモジュールに接続されたHPE Synergy 4ポートフレームリンクモジュールのUSBアダプター。フレームリンクモジュールは、フレームリンクモジュールベイに取り付ける必要があります。

      接続するとSynergyコンソールが表示されます。

  5. モニターケーブルを使用してモニターをフレームに接続します。
  6. USBキーボードおよびマウスをモニターのUSBポートに接続し、モニターUSBをUSBケーブルでフレームに接続します。

    USBキーボードおよびマウスを、フレームに接続されているUSBハブに接続する方法もあります。

  7. アプライアンスサブメニューから監視するHPE Synergyコンポーザーを選択します。

    シリアルコンソールウィンドウが開きます。

  8. Enterを押します。
  9. HPE SynergyアプライアンスのフロントパネルのPower/Reset LEDインジケーターを見つけます。2つのコンポーザーアプライアンスが存在する場合は、イメージを再構築する方のインジケーターを見つけます。
    1 Power/Resetボタン内のピンホール
  10. アプリケーターまたはペーパークリップを使用して、Power/Resetボタン内のピンホールを10秒以上押します。
    注記:

    このボタンを瞬間的に押すと、HPE Synergyコンポーザーが再起動しますが、再イメージは行われません。

    10秒後にアクティブLEDが点滅を開始し、再イメージのプロセスがトリガーされたことを示すPower/Reset LEDインジケーターがオレンジ色に変わります。

  11. Active LEDが点滅するのが見えたら、できるだけ早くピンホールボタンを離します。

    接続されている場合、Synergyコンソールは進行状況メッセージを表示します。フロントパネルのUIDは、再イメージプロセス中ずっと青に点滅します。

    再イメージ後、HPE Synergyコンポーザーが再起動し、プリロード済みUSBドライブ上のバージョンにファームウェアがアップデートされ、HPE OneViewが開始します。再イメージは約90分で完了する必要があります。その時点で初期のHPE OneViewログイン画面がSynergyコンソールに表示されます。

  12. ファームウェアのバージョン番号を調べて、HPE Synergyコンポーザーのイメージが再構築されたことを確認します。バージョン番号は、設定 > アプライアンス画面で確認するか、Maintenance ConsoleのView detailsコマンドを使用して確認できます。
  13. オプション。プリロード済みUSBフラッシュドライブを取り外し、将来使用するために保存します。
  14. HPE OneView GUIまたはアプライアンスのMaintenance Consoleを使用して、HPE Synergyコンポーザーをバックアップファイルからリストアします。

詳細情報