論理インターコネクトグループのアップリンクセットのLACPロードバランスとフェイルオーバートリガーの構成

HPE Virtual Connect SE 40Gb F8モジュール(HPE Synergy用)およびHPE Virtual Connect SE 100Gb F32モジュール(HPE Synergy用)は、アップリンクセット用の多くのLACPロードバランシングオプションを提供します。LACPロードバランシング構成は、次のいずれかのネットワークタイプを使用して作成されたアップリンクセットでのみ使用できます。
  • イーサーネット

  • トンネル

  • タグ無し

この構成により、ハッシュキーフィールドから作成されたハッシュ値に応じて、アップリンクセット内のすべてのアップリンクポート間のイーサーネットトラフィックの均等な分配が可能になります。トラフィック伝送中。選択された値とは別に、VLAN、EtherTypeなどの他のフィールドも考慮されます。表には、使用可能なさまざまなLACPロードバランシングオプションと、各値に関連するハッシュキーがリストされています。

LACPロードバランシング値

ハッシュキーフィールド

ソースおよび宛先MACアドレス

ソース/宛先MAC + VLAN + EtherType +ソースモジュールID/ポート

宛先MACアドレス

宛先MAC + VLAN + EtherType +ソースモジュールID/ポート

ソースMACアドレス

ソースMAC + VLAN + EtherType +ソースモジュールID/ポート

宛先IPアドレス

宛先IP +宛先UDP/TCPポート

ソースIPアドレス

ソースIP +ソースUDP/TCPポート

ソースおよび宛先IPアドレス

ソースIP/宛先IP +ソース/宛先TCP/UDPポート

HPE OneViewは、デフォルトでソースおよび宛先MACアドレス値を選択します。論理インターコネクトグループに論理エンクロージャーを作成するとき、または論理インターコネクトを編集するときに、LACPロードバランシングオプションを構成できます。

LACPフェイルオーバートリガー

LACPフェイルオーバートリガーを構成して、LACPロードバランスをトリガーするためのしきい値を設定することができます。

  • オフラインへのすべてのアクティブアップリンクの移行

    デフォルト設定。すべてのアクティブなアップリンクポートがオフラインになると、フェイルオーバーがトリガーされます。

  • しきい値を下回ったアクティブアップリンク帯域幅

    アクティブなアップリンク帯域幅がしきい値を下回るか、スタンバイアップリンク帯域幅がしきい値を上回ると、フェイルオーバーがトリガーされます。

    フェイルオーバーをトリガーする帯域幅のしきい値のパーセンテージを入力します。デフォルトは50%です。

  • しきい値を下回ったアクティブアップリンクカウント

    アクティブなLAGのアップリンクの数がしきい値を下回ると、フェイルオーバーがトリガーされます。アクティブLAGとスタンバイLAGの両方が最小アップリンク条件を満たさない場合、フェイルオーバーはオフラインへのすべてのアクティブアップリンクの移行と同じようにトリガーされます。

    アップリンクカウントのしきい値を入力して、フェイルオーバーをトリガーします。有効な値は1から16です。

注記:

アクティブアップリンクからスタンバイアップリンクへのフェイルオーバーにより、ネットワークとストレージ接続で短い中断が発生します。