アプライアンスMaintenance Consoleを使用してアプライアンス暗号化キーをアップロードする

蓄積データの保護を有効にすると、アプライアンス暗号化キー(AEK)はコンポーザーディスク外のコンポーザーNVRAMに格納されます。万一、AEKが破損または消失した場合は、HPE OneViewクラスター内のいずれかのノードが再起動後に正常に起動しないことがあります。この場合、各ノードのMaintenance Consoleにノードのエラー状態が表示されます。

エラーの症状

ユーザーに必要なアクション

2ノードクラスターで両方のノードが起動しない。ユーザーにエラーメッセージが表示される。

リカバリオプションについては、個々のノードのMaintenance Consoleを参照してください。

2ノードクラスターで1つのノードがに正常に起動する。障害が発生したノードは、HPE OneView GUIに'ダウン'ステータスを表示します。

リカバリオプションについては、障害が発生したノードのMaintenance Consoleを参照してください。

シングルノードクラスターの起動が失敗する。ユーザーにエラーメッセージが表示される。

リカバリオプションについては、障害が発生したノードのMaintenance Consoleを参照してください。

Maintenance Consoleは、以下の場合に修正アクションを提供します。
  • 破損または消失したキー:この場合、管理者はMaintenance ConsoleにAEKを入力する必要があります。
  • 障害が発生したiLO:この場合、障害が発生したハードウェアを交換するため、カスタマーサポートに連絡する必要があります。

前提条件

  • 設定 > セキュリティ > 蓄積データの保護画面で、蓄積データの保護オプションがはいに設定されています。
手順
  1. アプライアンスMaintenance Consoleのメインメニューにアクセスします。
  2. Upload appliance encryption keyを選択します。保存された暗号化キーのコピーは、バックアップバージョンのAEKと一致する必要があります。
  3. 次のダイアログボックスで、アプライアンス暗号化キーをコピーして貼り付けます。
    1. アプライアンス暗号化キーをアップロードするには、Yと入力します。
    2. アップロードをキャンセルしてメインメニューに戻るには、Nと入力します。
  4. 暗号化キーのアップロードおよび検証操作を観察して確認します。操作が成功すると、Appliance encryption key uploaded and validatedメッセージが表示されます。