電力および温度の環境設定

電力モード

利用可能な電力容量と電力管理の操作環境を制御します。3つの冗長構成がサポートされます。

冗長給電

電源装置のうち半分が独立した入力電源系統に接続されていることを想定するデフォルトのN+N冗長モードです。冗長給電に設定されているときは、エンクロージャーコンポーネントに割り当てることができる利用可能な電力は、電源装置全容量の半分に等しいか、またはそれより若干多いです。容量の半分を超える電力量は、エンクロージャー(HPE Synergyフレーム)電源セクション内で電力容量増大として表されます。この冗長モードでは、2つの入力給電のいずれかが失われるか、電源装置の半分が失われた場合でもエンクロージャーは引き続き稼働できます。

冗長電源装置

N+1冗長モードです。エンクロージャーコンポーネントに割り当てることのできる電力量は、1つの電源装置の容量、かつ総容量未満です。この設定では、HPE Synergyフレームは、1つの電源装置が失われても引き続き稼働できます。

基本電力

基本電力モードに設定すると、エンクロージャーコンポーネントに割り当てることができる電力量は、取り付けられている動作中のすべての電源装置の総電源容量に等しいものとなります。したがって、このモードでは電力容量増大は利用できず、サーバースロットリングは無効になります。

このモードでは、エンクロージャーコンポーネントの電力量が動作中のすべての電源装置の容量を超えた場合、予期せずに電源装置がオフラインになり、サーバーがシャットダウンする可能性があります。

周囲温度モード

エンクロージャーが高温で動作するための周辺の温度を制御します。

標準(35C/95F)

最大35℃の周囲温度環境で動作するようにSynergyフレームを最適化します。

ASHRAE 3A(40C/104F)

最大40℃の周囲温度環境で動作するようにSynergyフレームを最適化します。

ASHRAE 4A(45C/113F)

最大45℃の周囲温度環境で動作するようにSynergyフレームを最適化します。

Telco

最大40℃の標準周囲温度および最大55℃の極限動作温度の環境で動作するようにSynergyフレームを最適化します。

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