リモートポートモニタリング
リモートポートモニタリングでは、ソースポートはローカルインターコネクトモジュールにあり、ネットワークアナライザポートは別のスイッチにあります。
参加しているすべてのスイッチ上の専用VLANは、各リモートポートモニタリングセッションのミラーリングされたトラフィックを伝送します。複数のインターコネクトモジュール上のすべての監視対象ポートからのトラフィックは、mirror-to port(MTP)にミラーリングされます。ミラーリングされたトラフィックは外部スイッチに送信されるので、MTPは常にアップリンクポートである必要があります。物理ハードウェアの容量によって、構成できるセッションの最大数が決まります。
各論理インターコネクトには最大4つのMTPクォータがあります。したがって、1つの論理インターコネクトに最大4つのリモートポートモニタリングセッションを構成できます。各セッションにより、イングレスまたはイーグレスのどちらか一方向のイーサーネットトラフィックをミラーリングするために、MTPクオータが割り当てられます。セッションで、イングレスとイーグレスの両方向のイーサーネットトラフィックをミラーリングする場合、2つのMTPクォータが使用されます。
例えば、リモートポートモニタリングセッションAおよびBを考えてみましょう。セッションAは、1つのMTPクォータを使用して、イーサーネットトラフィックをイングレスまたはイーグレスのどちらか一方向にミラーリングします。セッションBでは、イーサーネットトラフィックを両方向にミラーリングするために2つのMTPクォータ(1つはイングレス方向、もう1つはイーグレス方向)を使用します。したがって、1つの論理インターコネクトでは、セッションAとBの両方で3つのMTPクォータを消費しています。
- 接続
- ネットワークセット
- 内部ネットワーク
- プライベートVLANドメイン
- リモートポートモニタリングセッションで使用されるアップリンクポートに、LAGメンバーを指定することはできません。
- リモートポートモニタリングは、HPE Synergy用HPE Virtual Connect SE 40Gb F8モジュールおよびHPE Synergy用HPE Virtual Connect SE 100Gb F32モジュールでサポートされています。
- イーサーネットトラフィックをリモートスイッチに接続されているネットワークアナライザにミラーリングすることにより、トラフィック分析を一元化します。