サポートダンプファイル
サポートダンプには、ホスト名、IPアドレス、およびアプライアンスの監査ログのような、カスタマーの個人データが含まれています。その他の指定をしない限り、サポートダンプファイル内のすべてのデータは、認定テクニカルサポート担当者だけがアクセスできるように暗号化されます。
サポートダンプファイルを暗号化しないよう選択できるのは、インフラストラクチャ管理者のみです。このオプションは、社内に認定テクニカルサポート担当者がいる場合や、ご使用の環境で外部接続が禁止されている場合に便利です。また、サポートダンプファイルの内容を検証して、環境で極秘と考えられるデータが含まれていないことを確認することもできます。
Hewlett Packard Enterpriseでは、認定テクニカルサポート担当者のサポートを利用して、サポートダンプログの選択をカスタマイズすることをお勧めします。
HPE Synergyコンポーザーのサポートダンプを作成して、分析のために認定テクニカルサポートに送信することを勧めるエラーメッセージが表示される場合があります。サポートダンププロセスでは、以下の機能が実行されます。
以前のサポートダンプファイルを削除する
デバッグに必要なログやその他の情報を収集する
次の形式の名前が付いた圧縮ファイルを作成する
hostname-identifier—timestamp.sdmp
ここで、UIから作成されたサポートダンプファイルの場合、identifierは
CI
(アプライアンスサポートダンプを示す)とLE
(論理エンクロージャーサポートダンプを示す)のいずれかです。
アプライアンスがエラー状態のときは、アプライアンスエラー画面が表示されます。だれもが暗号化サポートダンプファイルをその画面から、ログインや他の認証を必要とせずに作成できます。
サポートダンプファイルを作成すると、HPE Synergyコンポーザーにあるバックアップファイルが削除されます。続行する前に、バックアップファイルを外部の場所に移動します。
サポートダンプファイルには次の内容が含まれます。
オペレーティングシステムログ
製品ログ
特定のオペレーティングシステムと製品関連のコマンドの結果
サポートダンプファイルに記録される項目は、UTC時刻に従って記録されます。