完全消去の使用

インテリジェントプロビジョニングは、DoD 5220.22-Mのガイドラインに従って、内蔵システムストレージおよびハードディスク用のセキュア消去機能を備えています。完全消去は、ランダムパターンを3パスプロセスで適用することで、システムに接続されているすべてのブロックデバイスを上書きします。これらのブロックデバイスには、ハードディスク、サーバーに接続されているストレージシステム、iLOが使用している内蔵ストレージが含まれます。  システムに取り付けられたストレージの量によっては、完全消去プロセスが完了するまでに数時間、あるいは数日かかることがあります。

注意:
  • 完全消去は、システムが停止しているときのみ、細心の注意を払って使用してください。完全消去プロセスはiLOをリセットしてそこに保存されているすべてのライセンスを削除し、ほとんどの場合にBIOS設定をリセットし、システムに保存されているすべてのAHSデータおよび保証データを削除します。完全消去プロセスは、あらゆる展開設定プロファイルも削除します。iLOは、このプロセスが完了した後に、複数回再起動します。

  • FCoE、iSCSI、外部SAS、ファイバーチャネルストレージは、完全消去を使用する前に切断しないと、これらも消去されてしまいます。