tlsconfig
構文
tlsconfig [-sfo]
tlsconfig [-f file] [-sfo]
tlsconfig -r [-q]
tlsconfig -e [-f file]
tlsconfig -d [-i index][-q]
tlsconfig -x [-i index][-f file][-t DER | PEM] [-sfo]
tlsconfig -k [none | peer] [-o hostname | none]
tlsconfig -c [list | cipher-list]
tlsconfig -v [auto | 1.0 | 1.1 | 1.2]
説明
TLS接続の設定と証明書を表示および修正します。
オプション
-sfo
- 標準形式の出力で情報を表示します。
-f file
- PEMまたはDER形式のファイルからのX509情報を表示します。
-r
- TLS構成をプラットフォームのデフォルトにリセットし、証明書を削除します。
-q
- 確認プロンプトの表示を停止します。
-e
- X509ファイルをTLS証明書データベースに登録します。
-d
- TLS証明書を削除します。
-i
- TLS証明書を選択します。
-x
- TLS証明書をエクスポートします。
-t
- エクスポートされた証明書のファイル形式を指定します。
-k
none
が指定されている場合、すべてのTLS接続の証明書検証は無効です。peer
が指定されている場合、すべてのTLS接続の証明書検証は有効です。-o
none
が指定されている場合、すべてのTLS接続の証明書検証について、ホスト名チェックは無効です。hostname
が指定されている場合、すべてのTLS接続の証明書検証について、ホスト名チェックは有効です。-c
- TLS接続に許可されている暗号を指定または表示します。
-v
- 使用するTLSプロトコルバージョンを指定します。
auto
を選択すると、TLSサーバーとクライアントの両方でサポートされる最新バージョンがネゴシエートされます。
使用法
このコマンドは、HTTPS機能(HTTPSブートなど)およびUEFIシェルコマンド(webclient
など)を使用するプリブート機能に影響を及ぼします。
例
すべてのTLS設定と証明書を表示します。
Shell> tlsconfig
X509ファイルからの詳細な情報を表示するには、次のように入力します。
Shell> tlsconfig -f abc.der
httpサーバー上にあるX509ファイルからの詳細な情報を表示するには、次のように入力します。
Shell> tlsconfig -f http://www.example.com/CERT/abc.der
X509ファイルをTLS証明書データベースに登録するには、次のように入力します。
Shell> tlsconfig -e -f abc.der
ネットワーク上のファイルからTLS証明書データベースに登録するには、次のように入力します。
Shell> tlsconfig -e -f http://www.example.com/CERT/abc.der
確認プロンプトなしで最初のTLS証明書を削除するには、次のように入力します。
Shell> tlsconfig -d -i 1 -q
PEM形式でTLS証明書を表示するには、次のように入力します。
Shell> tlsconfig -x
DER形式で3番目のTLS証明書をabc.crt
という名前のファイルにエクスポートするには、次のように入力します。
Shell> tlsconfig -x -i 3 -f abc.crt -t DER
DER形式で3番目のTLS証明書をabc.crtという名前のファイルにエクスポートするには、次のように入力します。
Shell> tlsconfig -x -i 3 -f http://www.example.com/CERT/abc.crt -t DER
TLS暗号アルゴリズムを指定するには、次のように入力します。
Shell> tlsconfig -c AES128-SHA256:AES256-SHA256
TLSでサポートされている暗号を表示するには、次のように入力します。
Shell> tlsconfig -c list
TLS接続の証明書検証を有効にするには、次のように入力します。
Shell> tlsconfig -k PEER -o HOSTNAME
TLS v1.2プロトコルバージョンを使用することを指定するには、次のように入力します。
Shell> tlsconfig -v 1.2