map
構文
map[-d mappedname]
map[-r|-v|-c|-f|-u|-t type[,type]|mappedname][-sfo]
map[mappedname|mapping]
説明
ユーザー定義名とデバイスハンドル間のマッピングを表示または構成します。
オプション
-d
マッピングを削除します。
mappedname
マッピング名を指定します。
-r
マッピングをリセットします。
-v
すべてのマッピングに関する冗長情報を表示します。
-c
一貫性のあるマッピングを表示します。
-f
通常のマッピングを表示します。
-t
- デバイスタイプに応じてフィルタリングされたデバイスマッピングを表示します。サポートされているタイプは次のとおりです。
fp
-ディスケットhd
-ハードディスクcd
-CD-ROM
-sfo
標準形式の出力で表示します。
-u
新しく取り付けたデバイスのマッピングを追加したり、取り外したデバイスのマッピングを削除したりしますが、既存のデバイスのマッピングは変更しません。ユーザー定義のマッピングは保持します。
handle
ハンドルの番号を指定します。
mapping
デバイスに割り当てる、新しくマッピングされる名前を指定します。マッピングは、コロン(:)で終了する必要があります。
使用法
このコマンドの最も一般的な使用法は、ファイルシステムのプロトコルをサポートするデバイスのマッピング名を作成することです。このマッピングを作成すると、その名前はすべてのファイル操作コマンドで使用できます。
UEFIシェル環境では、認識されたファイルシステムをサポートするすべてのデバイスのデフォルトマッピングを作成します。
このコマンドを使用して、追加のマッピングを作成することができます。または、-d
オプションを指定して既存のマッピングを削除することができます。パラメーターなしでコマンドを使用すると、現在のすべてのマッピングが一覧表示されます。-v
オプションを使用すると、マッピングと各デバイスに関する追加情報が表示されます。
-r
オプションは、システムのすべてのデフォルトマッピングをリセットします。これは、システム構成が前回の起動以降変更された場合に便利です。
-u
オプションは、新しく取り付けたデバイスのマッピングを追加したり、取り外したデバイスのマッピングを削除したりしますが、既存のデバイスのマッピングは変更しません。ユーザー定義のマッピングも保持されます。元のマッピング名が前回特定のデバイスパスで使用された場合は、そのデバイスパスを持つデバイスでそのマッピング名が使用されるように、マッピングの履歴が保存されます。現在のデバイスが変更されない場合は、現在のディレクトリも保持されます。
システム内の各デバイスには、一貫性のあるマッピングがあります。ハードウェア構成が変更されていない場合、デバイスの一貫性のあるマッピングは変更されません。複数のマシンのハードウェア構成が同じ場合、デバイスの一貫性のあるマッピングは同じです。システム内の一貫性のあるすべてのマッピングを一覧表示するには、-c
オプションを使用します。
マッピングは、数字と文字で構成されます。その他の文字は使用できません。
このコマンドは、マッピングを削除または表示する際、ワイルドカードをサポートします。ただし、マッピングを割り当てる場合は、ワイルドカードは禁止されています。
例
マッピングを削除するには、次のように入力します。
Shell> map -d devicename
出力の詳細
次の表に、このコマンドで考えられる出力の説明を示します。
列番号 |
説明 |
---|---|
1 |
テーブルの名前。名前はmappingsです。 |
2 |
マッピングされた名前。マッピングされたデバイス名。 |
3 |
デバイスパス。マッピングされたデバイス名に対応するデバイスパス。 |
4 |
一貫性のある名前。 |