alias
構文
alias [-d | -v][alias-name][command-name]
説明
UEFIシェル環境のエイリアスを表示、作成、または削除します。
オプション
-d
エイリアスを削除します。コマンド名を指定してはいけません。
-v
エイリアスを揮発性にします。
alias-name
エイリアス名を指定します。
command-name
元のファイル名またはパスを指定します。
使用法
エイリアスは、既存のUEFIシェルコマンドまたはUEFIアプリケーションの新しい名前を提供します。エイリアスを作成すると、そのエイリアスを使用してコマンドを実行したり、UEFIアプリケーションを起動したりできます。
UEFIシェル環境には、定義済みのエイリアスがいくつかあります。これらのエイリアスは、ファイル処理コマンドについて、MS-DOSおよびUNIXの場合と同等の名前を提供します。
エイリアスは、-v
オプションを指定しない限り、シェルの終了後も保持されます。-v
を指定した場合、エイリアスはシェルの終了後に有効でなくなります。
例
UEFIシェル環境のすべてのエイリアスを表示するには、次のように入力します。
Shell> alias
md : mkdir
rd : rm
myguid : guid
UEFIシェル環境でエイリアスを作成するには、次のように入力します。
Shell> alias myguid guid
Shell> alias
md : mkdir
rd : rm
myguid : guid
UEFIシェル環境でエイリアスを削除するには、次のように入力します。
Shell> alias -d myguid
Shell> alias
md : mkdir
rd : rm
現在のUEFI環境で揮発性のエイリアス(行頭に星印*
が付いています)を追加するには、次のように入力します。この揮発性のエイリアスは、次回の起動時に消えます。
Shell> alias -v fs0 floppy
Shell> alias
md : mkdir
rd : rm
* fs0 : floppy