mv
構文
mv src...[dst]
説明
1つ以上のファイルをファイルシステム内の移動先に移動します。
オプション
src...
ソースファイルまたはソースディレクトリの名前を指定します。ワイルドカードを使用できます。
dst
ワイルドカードが使用可能な移動先のファイル名またはディレクトリ名を指定します。指定しない場合は、現在の作業ディレクトリが移動先と見なされます。コマンドラインに複数の引数がある場合は、常に最後の引数が移動先と見なされます。
使用法
このコマンドは、ファイルシステムボリューム間の移動をサポートしません。移動先が既存のディレクトリである場合、ソースはそのディレクトリ内に移動します。そうでない場合、ソースはディレクトリの名前が変更され、移動先に移動します。移動先を指定しない場合は、現在のディレクトリが移動先であると想定されます。
読み取り専用のファイルまたはディレクトリを移動しようとすると、エラーになります。読み取り専用ファイルを含むディレクトリの移動が可能です。ディレクトリをそれ自体またはそのサブディレクトリの中に移動することはできません。現在の作業ディレクトリが移動対象のディレクトリである場合、または移動対象のディレクトリのサブディレクトリである場合は、ディレクトリを移動できません。
エラーが発生した場合、残りのファイルまたはディレクトリは引き続き移動します。
例
ファイルの名前を変更するには、次のように入力します。
fs0:\> mv IsaBus.efi Bus.efi
moving fs0:\IsaBus.efi -> \Bus.efi
- [ok]