sysconfig

構文 sysconfig -i[all|settingname][-sfo] sysconfig -g[all|settingname][settingname][settingname...][-sfo]

sysconfig -s[settingname=settingvalue...]

sysconfig -s AdminPassword=settingvalue OldAdminPassword=settingvalue sysconfig -s PowerOnPassword=settingvalue OldPowerOnPassword=settingvalue sysconfig -d[get|set][DefaultType][settingname|all] [-sfo] sysconfig -export filename[-ASCII]

説明 HPEシステムのBIOS設定を表示または構成します。HPEシステムBIOSの設定を構成します。

オプション

-b

一度に1つの画面を表示します。

-i

設定可能な値を含め、指定した設定またはすべての設定の情報を表示します。

settingname

情報を表示する設定の名前を指定します。「sysconfig属性」を参照してください。

all

すべての設定のすべての情報を表示します。

-g

選択した設定またはすべての設定の現在の値を表示します。

—s

指定した設定の値を設定します。

settingvalue

設定値を指定します。

AdminPassword

新しい管理者パスワードを指定します。

OldAdminPassword

リセットする管理者パスワードを指定します。

PowerOnPassword

サーバーの電源をオンにするための新しいパスワードを指定します。

OldPowerOnPassword

リセットする電源投入時パスワードを指定します。

–d

指定されたDefaultType、またはすべてのデフォルトのタイプの設定のデフォルト値を取得(リスト)または設定します。

DefaultType

取得(一覧表示)または設定するデフォルトタイプ設定を指定します。

-import

スクリプトファイルからすべての設定をインポートします。

-export

スクリプトファイルにすべての設定をエクスポートします。

filename

インポートまたはエクスポート対象のスクリプトファイルを指定します。

ASCII

ファイル出力にASCIIエンコーディングを使用します。

-sfo

標準形式の出力で情報を表示します。

使用法

文字列タイプの設定を表示または設定するには、settingvalueにスペースまたは文字'='が含まれる場合は、二重引用符を使用します。たとえば、"sysconfig -s AdminName="Joe Smith"です。

文字列タイプsettingvalueに二重引用符を含めるには、\を入力します。

文字列タイプsettingvalueに\文字を含めるには、\ \を入力します。

文字列タイプ設定からsettingvalueを削除するには、二重引用符を使用します。たとえば、"sysconfig -s AdminName=""です。

–sfoオプションを使用すると、シェルスクリプトを使用してコマンド出力を簡単に解析することができます。このオプションを使用するときは、値文字列のセミコロン文字がエスケープシーケンス'\;'に置き換えられます。

-d setオプションは、ProductId、SerialNumber、RomSelection、パスワード、またはブート順序をサポートしていません。

-export-set、および-importオプションは、SFOをサポートしません。次の–sfo 形式がサポートされています。
  • –g(get)の場合:-gおよび-i オプションは*(ワイルドカード文字)をサポートしており、可能な構成文字列に一致します。たとえば、sysconfig -g uefi*は、文字列uefiで始まる現在の設定値を表示します。結果には、UefiShellBootOrderUefiSerialDebugLevelUefiBootOrderなどが含まれます。

    sysconfig -i uefi*startup*は、文字列uefiで始まる設定に関する情報を表示し、かつ文字列startupを含みます。結果には、UefiShellStartupUefiShellStartupLocationUefiShellStartupUrlなどが含まれます。
    説明
    1 テーブル名(SysConfigGet)。
    2 設定名。
    3 設定値。複数の値はセミコロンで区切られます。
  • –iの場合:

    説明
    1 テーブル名(SysConfigGet)。
    2 設定名。
    3 現在の設定値。
    4 設定可能な値。複数の値はセミコロンで区切られます。
    5 設定タイプ
  • –d(get)の場合:

    説明
    1 テーブル名(SysConfigGet)。
    2 設定名。
    3 設定値。複数の値はセミコロンで区切られます。
    4 デフォルトの設定タイプ。

すべてのBIOS設定の現在値を表示する:
Shell> sysconfig -g all
        
uefiで始まる設定に関する情報を表示するには、次のように入力します。
Shell> sysconfig -i uefi* 
        

ProcHyperthreading設定の詳細情報を表示するには、次のように入力します。

Shell> sysconfig -i ProcHyperthreading
      

ProcHyperthreading設定の現在値を取得する:

Shell> sysconfig -g ProcHyperthreading
      

ProcHyperthreading設定を無効に設定するには、次のように入力します。

Shell> sysconfig -s ProcHyperthreading=Disabled
        

すべてのデフォルトの構成設定をリストするには、次のように入力します。

Shell> sysconfig -d get
      

すべてのシステムデフォルトをリストするには、次のように入力します。

 Shell>sysconfig -d get SystemDefaults all
        

NicBoot1のデフォルト設定を一覧表示する:

Shell> sysconfig -d get SystemDefaults NicBoot1
        

すべてのBIOS設定のデフォルト値を設定する:

Shell> sysconfig -d set SystemDefaults all
        

NicBoot1のデフォルト設定を設定する:

Shell> sysconfig -d set SystemDefaults NicBoot1
        

新しい管理者パスワードに123を設定する:

Shell> sysconfig -s AdminPassword=123 OldAdminPassword=""
        

電源オンのパスワードとしてJoe Smithを削除する:

Shell> sysconfig -s PowerOnPassword="" OldPowerOnPassword="Joe Smith"
        
UEFIブート順序を一覧表示するには、次のように入力します。
Shell> sysconfig -i UefiBootOrder
UefiBootOrder=
    0: 内蔵UEFIシェル
    8: Rear USB 2
    10: Embedded LOM 1 Port 1
        
Embedded LOM 1 Port 1が最初にブートするように新しいUEFIブート順序を設定する:
Shell> sysconfig -s UefiBootOrder=10,0
新しいブート順序は次のとおりです。
    10: Embedded LOM 1 Port 1
    0: 内蔵UEFIシェル
    8: Rear USB 2
デフォルトのUEFIデバイス優先順位を設定するには、次のように入力します。
Shell> sysconfig -s DefaultUefiDevicePriority=0,1,2,3,4,5,6,7
新しいデフォルトのUEFIデバイス優先順位は次のとおりです。
0: フロッピードライブ
1: オプティカルドライブ
2: USB大容量記憶デバイス
3: 内蔵ストレージコントローラー
4: アドインストレージコントローラー
5: 内蔵/フレキシブルネットワーク
6: アドインネットワークコントローラー
7: 内蔵UEFIシェル
EmbeddedUefiShell設定の現在値を標準出力形式で取得する:
Shell> sysconfig -g EmbeddedUefiShell -sfo
ShellCommand,"sysconfig"
SysConfigGet,"EmbeddedUefiShell[Embedded UEFI Shell]","Disabled[Disabled]"
        
標準形式の出力でEmbeddedUefiShell設定に関する詳細情報を表示するには、次のように入力します。
Shell> sysconfig -i EmbeddedUefiShell -sfo
ShellCommand,"sysconfig"
Enabled[Enabled];Disabled[Disabled]","Enum"
        
標準形式の出力でServerName設定のデフォルト値を取得するには、次のように入力します。
Shell> sysconfig -d get ServerName -sfo
ShellCommand,"sysconfig"
SysConfigDefault,"ServerName","","SystemDefaults"