connect

構文

connect[[devicehandle][driverhandle]|[-c]|[-r]]

説明

ドライバーを特定のデバイスにバインドし、ドライバーを起動します。

オプション

devicehandle

16進数形式でデバイスハンドルを指定します。

driverhandle

16進数形式でドライバーハンドルを指定します。

-c

UEFIシェル環境変数で記述されたコンソールデバイスおよび関連するデバイスのみ接続します。

-r

コンソールデバイスに再帰的に接続します。

使用法

devicehandleが指定されない場合は、現在のシステム内のすべてのデバイスハンドルがデフォルトになります。

driverhandleが指定されない場合は、一致するすべてのドライバーが、指定されたデバイスにバインドされます。driverhandleが指定された場合は、指定された複数のデバイスの接続のなかで優先順位が最も高くなります。-rオプションを指定すると、すべてのハンドルが再帰的にスキャンされ、指定されたデバイスに一致するロードされたドライバーまたは内蔵ドライバーがあるかどうかが確認されます。さらに、複数のデバイスハンドルがバインド中に作成された場合、一致するドライバーが指定のデバイスにバインドできるかどうかを確認するために、これらのハンドルもチェックもされます。このプロセスは、デバイスに接続できるドライバーがなくなるまで繰り返されます。

-rオプションが指定されていない場合、新しく作成されたデバイスハンドルは、それ以上どのドライバーにもバインドされません。1つのハンドルのみが指定され、そのハンドルにEFI_DRIVER_BINDING_PROTOCOLがある場合、そのハンドルはドライバーハンドルとみなされます。それ以外の場合は、デバイスハンドルとみなされます。パラメーターが指定されない場合、コマンドは再帰なしですべてのデバイスに対して適切なドライバーのバインドを試行し、各接続のステータスが表示されます。connect –rの使用で、出力のリダイレクトはサポートされません。

すべてのドライバーをすべてのデバイスに再帰的に接続するには、次のように入力します。

Shell> connect -r

すべての接続を表示するには、次のように入力します。

Shell> connect

0x17のドライバーを、そのドライバーが管理できるすべてのデバイスに最高の優先順位で接続するには、次のように入力します。

Shell> connect 17

可能なすべてのドライバーをデバイス0x19に接続するには、次のように入力します。

Shell> connect 19

0x17のドライバーをデバイス0x19に最高の優先順位で接続するには、次のように入力します。

Shell> connect 19 17

UEFIシェル環境変数で記述されたコンソールデバイスを接続するには、次のように入力します。

Shell> connect -c