プリブートネットワーク設定

起動前のネットワークインターフェイスおよび関連設定を構成するには、このオプションを使用します。

重要:

これらのインターフェイスおよびIPアドレス設定は、システムユーティリティで構成されるプリブートネットワーク設定によって自動的に選択されるため、同一のインターフェイス経由でwebclientまたはftpを実行する予定の場合、ネットワークインターフェイス上で内蔵UEFIシェルのifconfigコマンドを使用する必要はありません。

ftpおよびwebclientによって使用されるインターフェイスが、たまたまifconfigで構成されると、その設定は消去され、代わりにシステムユーティリティのプリブートネットワーク設定メニューがコマンド実行時にインターフェイス上で適用されます。

  • 起動前ネットワークインターフェイス - 起動前のネットワーク接続に使用するネットワークインターフェイスを指定します。
    • 自動 - システムは、ネットワークに接続された、最初に使用可能なポートを使用します。
    • 内蔵 NIC - システムは選択したNICを使用します。選択したNICに2つ以上のポートがある場合、システムはネットワーク接続されている最初の使用可能なポートを使用します。
  • DHCPv4 - DHCPサーバーからの起動前ネットワークのIPv4構成取得を有効、または無効にします。
    • 有効 - DHCPv4 IPv4 ネットワークアドレス構成を有効にします。
      注記:

      この設定では、IPv4アドレス、サブネットマスク、ゲートウェイ、およびDNS設定の値は自動的に設定されるため、使用不能になります。

    • 無効 - DHCPv4のアドレス構成を無効にします。したがって以下の静的IPアドレス設定を手動で構成する必要があります。
      • IPv4アドレス
      • IPv4サブネットマスク
      • IPv4ゲートウェイ
      • IPv4プライマリDNS
      • IPv4セカンダリDNS
  • URLからの起動 - ブート可能なISOまたはEFIファイルのネットワークURLを指定します。HTTPまたはFTPのいずれかの形式で、IPv4のサーバーアドレスまたはホスト名を使用してURLを入力します。IPv6アドレスはサポートされていません。構成すると、このURLがUEFIブートメニューにブートオプションとして表示されます。その後、ブートメニューからこのオプションを選択し、指定されたファイルをシステムメモリにダウンロードして、そのファイルからシステムをブートできるようにすることができます。
    注記:

    この設定を使用するには、以下の操作を行います。

    • URLの位置にアクセスするには、起動前のネットワーク設定を構成してください。

    ISOファイルからブートする場合には、WinPE、mini-LinuxまたはVMware ESXインストーラーなど、システムが予備的なオペレーティングシステム環境の起動に使用できるファイルを使用します。そうすることにより、OSのネットワーク接続経由でその後のインストールも進めることができます。フルOSインストールメディアが含まれているISOファイルはサポートされません。